相手企業を検索して交渉できるビズリーチ・サクシードを解説!特徴・料金・実績も紹介

ビズリーチ・サクシードアイキャッチ

ビズリーチ・サクシード」についてお調べですね。

ビズリーチ・サクシードは、買い手企業と売り手企業が気軽にやり取りできるオンラインマッチングサービスです。

転職で有名なビズリーチが、経営者の事業承継を支援するため運営しています。

今回は、ビズリーチ・サクシードの特徴や注意点、手数料を解説!

ビズリーチ・サクシードと相性が悪ければ、M&Aにかけた時間が無駄になってしまいますよ。

ビズリーチ・サクシードの特徴を知り、あなたのM&Aを成功させられるサービスか判断しましょう。

1.ビズリーチ・サクシードの3つの特徴

ビズリーチ・サクシードトップ

ビズリーチ・サクシードは、売り手企業が買い手企業を探せる事業承継M&Aのマッチングサービスです。

転職サイトを運営するビズリーチが運営しており、2,000社以上の買い手企業が登録されています。

ビズリーチ・サクシードは仲介会社ではなく、ビズリーチの提供するM&Aマッチングサービスです。

仲介会社のように、担当者がついてM&Aをサポートしてくれるものではありません。

ビズリーチ・サクシードのサービスについて理解できれば、特徴を確認しましょう。

  1. 売り手企業は完全無料でM&Aできる
  2. 買収の承継公募に応募できる
  3. 買い手企業を直接交渉できる

それぞれの特徴を順に説明します。

特徴1.売り手企業は完全無料でM&Aできる

売り手企業の場合、M&A成立まで完全に無料で利用できます。

マッチングサービス利用料は無料で、成約時にも料金はかかりません

しかし買い手企業の場合、成約時に譲渡価格の1.5%を紹介料としてビズリーチ・サクシードに支払う必要があります。

売り手企業ならお得にM&Aできるサービスです。

特徴2.買収の承継公募に応募できる

買い手企業が出している売り手企業募集に、売り手企業は応募することができます。

ビズリーチ・サクシードでは、買い手企業が売り手企業を公募する企画があるのです。

有名な事例では、国内外に展開しているカレー店の承継公募があります。

買い手企業のカレー店が行うのは、売り手企業が培ってきた味を消してしまうのではなく、売り手企業の味を買い手企業が承継して広める事業承継です。

承継公募をビズリーチ・サクシードで行うことで、全国の後継者問題に直面しているカレー店に事業承継を将来の選択肢として考えてもらうことが目的でした。

買い手企業のカレー店の代表取締役は、承継公募について以下のように語っています。

全国各地のおいしいカレー、魂がこもったカレー、思いが詰まったこだわりのカレー。
後継者のことで頭を悩ませているなら、M&Aという選択肢も検討してみてください。
ゴーゴーカレーは、思いも全て含めて大切に承継します。

未来につなげたいカレーの名店を募集|ビズリーチ・サクシード

買い手企業のカレー店の承継公募は二回行われ、着実に成果を上げています。

このように承継公募は買い手企業のM&Aに対する考え方が公開されており、売り手企業は十分に検討してから応募することができるでしょう。

特徴3.買い手企業と直接交渉できる

ビズリーチ・サクシードなら、買い手企業とはじめから直接交渉をすることが可能です。

売り手企業はビズリーチ・サクシードに登録すると、買い手企業を自ら検索しアプローチをします。

互いにM&Aを進める意思があれば、ビズリーチ・サクシードを挟まず面談や交渉を行えるのです。

自発的にM&Aの相手を探し、交渉をしたい経営者にとって、ビズリーチ・サクシードは最適なサービスを提供してくれています。

2.ビズリーチとは

ビズリーチ・サクシードの特徴を見てきましたが、「実際、運営会社のビズリーチってどんな会社なの?」と思う人もいると思います。

ビズリーチは、特に転職や求人など人材に関したマッチングサイトを提供している会社です。

CMでも有名な転職サイトの「ビズリーチ」を筆頭に、20代の転職サイトや求人検索エンジンなど、企業と人材を繋ぐサービスを提供しています。

そのような会社がなぜM&Aのマッチングサイトを開始したのか、ビズリーチの会社概要や企業理念から読み解いてみましょう。

2-1.会社概要

企業名 株式会社ビズリーチ
代表取締役社長 南 壮一郎
設立 2007年3月
資本金 41億円(資本準備金を含む)
従業員 1069名(2018年10月時点)
本社所在地 〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-15-1
渋谷クロスタワー 12階
TEL: 03-6450-6220
拠点
  • 渋谷東口ビル
  • 渋谷363清水ビル
  • 渋谷第一生命ビル
  • 渋谷バインビル
  • 関西オフィス
  • 名古屋オフィス
  • 福岡オフィス
  • シンガポールオフィス
公式ホームページ https://www.bizreach.co.jp/

ビズリーチは2007年に設立されて以来、様々なオンラインマッチングサイトを運営しています。

転職サイト「ビズリーチ」などを通して取引をした7,000社以上から、厚い信頼を得ている企業です。

これまでビズリーチは親族や従業員への承継が困難な企業に対して、転職による「外部人材の採用」という選択肢を提供してきました。

企業への選択肢を提供するという観点から、M&Aという選択肢も企業へ提供するため、2017年にビズリーチ・サクシードを開始したのです。

ビズリーチ・サクシードは「経営者の選択肢を広げる」という目的のため、事業承継を早期から検討できる環境を提供しています。

「経営者の選択肢を広げる」という目的は、ビズリーチの理念に基づいた考え方です。

ビズリーチの企業理念を詳しく確認しましょう。

2-2.企業理念

インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」ことが、ビズリーチの使命です。

インターネット企業であること、それが私たちのDNAです。
そして、私たちの時代の産業革命ともいえるこのインターネットの力を活用して、世の中に大きなインパクトを与えていくこと。
それが私たちの存在意義です。

企業理念|ビズリーチ

インターネットを通じて、今まで見えなかった選択肢や可能性を見えるようにすることで、将来の展望を広げる支援をしています。

このように、ビズリーチは根底に揺るがない価値観を持って様々なサービスを提供している企業です。

3.ビズリーチ・サクシードでM&Aをしたときの手数料

ビズリーチ・サクシードを利用した場合の費用は、以下の3つがあります。

  1. 登録料
  2. マッチングサービス利用料
  3. 成約料

各費用を順に確認しましょう。

手数料1.登録料

ビズリーチ・サクシードに登録料は発生しません

会員登録をするだけで、買い手企業の検索、メッセージ送信などの機能を利用できます。

登録すると買い手企業を閲覧することができるため、現時点で迷っていても登録だけしておいてもいいでしょう。

手数料2.マッチングサービス利用料

ビズリーチ・サクシードの機能を利用する料金も無料です。

買い手企業の検索、企業情報の掲載、メッセージの送受信を行えます。

会員登録をして、どんな買い手企業が登録されているか検索してみましょう。

手数料3.成約料

売り手企業の場合、案件成約時も成約料は必要ありません。

買い手企業の場合は、譲渡価格の1.5%を案件紹介料として支払います。

例えば、譲渡価格1億円の場合、1.5%の150万円が紹介料です。

売り手企業なら最後まで、完全無料でM&Aを行うことができます。

4.ビズリーチ・サクシードに登録するときの注意点

手軽に利用できる一方、利用するときの注意点があります。

  1. アドバイザーなどのサポートは受けられない
  2. 審査で落ちることがある

順に注意点を確認しましょう。

注意点1.アドバイザーなどのサポートは受けられない

ビズリーチ・サクシードは、あくまで売り手企業と買い手企業をつなぐ場所を提供しているサービスです。

M&A業務を専門に行う仲介会社のように、専門のアドバイザーがM&Aをサポートしてくれるわけではありません。

アドバイザーのサポートが受けられないということは、買い手企業との契約について誰も助言してくれないということです。

M&Aが初めての場合、適正な譲渡価格が分からず安く事業を売却してしまうかもしれません。

ビズリーチ・サクシードでM&Aを進める場合は、アドバイザーのサポートがないデメリットをよく理解しておきましょう。

アドバイザーのサポートについては、『М&Aアドバイザーとは?業務内容とМ&Aを成功させるための選び方をわかりやすく解説』で詳しく説明しています。

注意点2.審査で落ちることがある

ビズリーチ・サクシードに登録するには審査があり、審査に落ちれば再度申請する必要があります。

審査は登録後3営業日ほどかかるため、登録してもすぐに利用できません。

登録直後の審査が通っても、定期的に企業情報や譲渡案件情報の審査を行っています。

登録した情報が審査基準を満たしていない場合、情報修正しなければサービスの利用停止、または会員登録を解除されるのです。

5.ビズリーチ・サクシードに登録したときの流れ

では、ビズリーチサクシードに依頼するとどのような流れで進むのでしょうか。

ホームページの情報から、流れを5つに分けました。

  1. 譲渡案件情報を登録
  2. 買い手企業を検索・アピール
  3. 機密保持契約の締結
  4. 買い手企業と面談・交渉
  5. 成約報告

順番に詳しく説明します。

流れ1.譲渡案件情報を登録

まずは、会員登録を済ませてから譲渡についての内容も記載しておきましょう。

登録内容はホームページに公開されていませんが、以下のような内容と思われます。

  • 譲渡価格
  • 譲渡条件
  • 詳細な企業情報(売上、事業内容など)

案件情報を登録できれば、買い手企業を検索してみましょう。

ホームページに記載はありませんが、案件登録後は会員登録とは別に案件内容の審査が行われると考えられます。

3営業日ほどで審査が完了し、売り手企業として掲載されるという流れになるでしょう。

流れ2.買い手企業を検索・アピール

次に、自社に合う相手を見つけていくことになります。

業種や希望条件から、買い手企業を絞って検索することが可能です。

条件に合いそうな買い手企業を見つけたら、メッセージを送ってアピールします。

メッセージを受け取った買い手企業が、あなたの会社に興味を持てば返信をしてくれるでしょう。

買い手企業を探すだけでなく、買い手企業からの譲受希望の連絡が来るかもしれません。

譲受希望の買い手企業が現れた場合は、買い手企業の情報を確認してメッセージを返します。

互いにやり取りして納得できれば、機密保持契約を締結しましょう。

流れ3.NDA(機密保持契約)の締結

買い手企業と交渉に進む前に、NDA(機密保持契約)を締結します。

NDAとは、相手から知り得た情報を第三者に開示しないという個人や会社間で交わされる契約のことです。

M&Aでは会社名だけでなく、財務状況など詳細な情報まで相手に開示することになります。

万が一、M&Aが成立しなかった場合でも企業情報を漏洩されないよう、NDAを契約するのです。

NDAは売り手企業から送付します。

買い手企業との交渉が決まれば、NDAを作成して買い手企業へ送付しましょう。

流れ4.買い手企業と面談・交渉

機密保持契約を締結したら、いよいよ交渉に移ります。

交渉はビズリーチ・サクシードのサイト内のメッセージ機能でも、面談でも可能です。

しかし、買い手企業の経営者のM&Aに対する思いや姿勢を感じるためにも、直接会って話すことをおすすめします。

面談では互いの会社を理解し、納得できるまで交渉しましょう。

ただしM&Aに慣れていないなら、交渉に弁護士など専門家に同席してもらうべきです。

M&Aに詳しい専門家が交渉にいない場合、買い手企業が有利な条件でM&Aが進んでしまうかもしれません。

専門家がいる場合でも、譲渡条件や譲渡価格についてしっかり確認しながら交渉を進めてください。

流れ5.成約報告

互いに納得した上で、M&Aを成立させます。

最終的に決まった条件は最終契約書として書面にしておくと、M&A実行後にトラブルが発生する可能性も低くなるでしょう。

成約後は、ビズリーチ・サクシードへ成約報告をします。

以上が、ビズリーチ・サクシードに登録した場合の流れです。

自らM&Aを進めていくこととなりますので、基本的なM&Aの流れを知っておくとスムーズに対応できるでしょう。

基本的なM&Aの流れについては、『【初心者向け】M&Aの手続きの流れを12のステップでわかりやすく解説!』で詳しく説明しています。

6.ビズリーチ・サクシードの実績と評判

ビズリーチ・サクシードの特徴や流れを見てきました。

でも、「実際、どんな実績があるの?」と思う人もいるでしょう。

そこで実績についていくつかまとめてみました。

ただし、ホームページに累計譲渡案件数は1,000件を突破しているとありますが、ビズリーチ・サクシードがどのような使われ方をしているか、参考にしてください。

実績1.M&A仲介会社が買い手企業を見つけるため利用

ホースなどの加工販売を行う売り手企業A社に依頼された仲介会社は、買い手企業をビズリーチ・サクシードで探していました。

ビズリーチ・サクシードを利用した理由の1つは、コンサルタントの採用に転職サイト「ビズリーチ」を利用したことがあったこと。

もう1つの理由は、売り手企業A社にとって優良な相手をより多く探せるためでした。

他のM&Aプラットフォームと同時に利用し始めましたが、ビズリーチ・サクシードには良質な買い手企業が多く、安心して利用できたといいます。

仲介会社は独自のルートでも買い手企業を募り、数社候補がありました。

しかし最終的に、ビズリーチ・サクシードで出会った買い手企業B社が売り手企業A社にとって最適と判断したのです。

買い手企業B社は、売上100億円以上で売り手企業A社と近い事業を含めた建機事業を行っています。

経営者同士が互いの業界をよく理解していて、滞りなくM&A成立まで行えました。

買い手の担当者は決定権を持つ方が多いため、スピード感をもって交渉することができ、先ほどお話しした成約事例においても、社長自らビズリーチ・サクシードを利用されていたため、早期に話がまとまりました。

成約事例|ビズリーチ・サクシード

このように、企業だけでなく仲介会社も有効活用しているケースは多いです。

仲介会社が利用するだけあって、ビズリーチ・サクシードには信頼できる買い手企業が揃っていると言えるでしょう。

7.ビズリーチ・サクシードのオススメな使い方

ビズリーチ・サクシードのことは分かったけど、「どうやったらビズリーチ・サクシードをうまく使えるの?」という人もいると思います。

ここでは、ビズリーチ・サクシードのオススメな使い方について2点確認しましょう。

  1. 弁護士やアドバイザーなど専門家を雇う
  2. 相手企業と必ず会って話しをする

ビズリーチ・サクシードを利用する場合は、参考にしてくださいね。

使い方1.弁護士やアドバイザーなど専門家を雇う

M&Aに詳しくない経営者がM&Aをする場合、交渉や手続きの上で分からないことが出てくるでしょう。

ビズリーチ・サクシードはM&Aのサポートを行っていないため、分からないことを相談する場所がありません。

M&Aには専門的な知識が必要となることが多いため、M&Aに強い弁護士など専門家を雇うと安心できます。

M&A仲介会社に、M&Aをサポートしてもらうのも一つの手です。

買い手企業が決まっていても、仲介業務を行ってくれる仲介会社もあります。

相談できる専門家を雇うことで、M&Aを進める上で発生する課題やトラブルにもスムーズに対応できるでしょう。

M&Aに慣れていない経営者がビズリーチ・サクシードを利用する場合は、専門家を雇うことをオススメします。

使い方2.相手企業と必ず会って話しをする

買い手企業を理解するためにも、買い手企業の経営者と必ず会って話し合いましょう。

ビズリーチ・サクシードを利用すると、インターネット上だけでM&Aを完結することも可能です。

しかし、会社を譲渡する相手と直接会うことで、相手の経営姿勢や人柄が理解できます。

もしかしたら、「会ってみると思っていたような人ではないな」と思うかもしれません。

大切な会社や事業を託すのですから、一度は会って話すことが必要でしょう。

8.ビズリーチ・サクシードの利用が向いているのはどんな人?

8.ビズリーチ・サクシードの利用が向いているのはどんな人?

ビズリーチ・サクシードは、事業承継の準備を検討し始めた人の利用に向いているM&A仲介会社と言えます。

なぜなら、ビズリーチ・サクシードは多くの譲受企業が登録されており、様々な企業の中からこれだと思える承継先の企業が選択できるからです。

事業承継は本来であれば長期間に渡った準備が必要で、準備の過程でより良い形で事業承継の実現をさせるために様々な計画を考えなければなりません。

ですが、ビズリーチ・サクシードは無理に事業承継を勧められることは無いです。

もちろん、事業承継以外の選択肢を他のM&A仲介会社で相談しながら、事業承継の準備を進めるということもできます。

ですので、他のM&A仲介会社も利用しながら丁寧に事業承継を進めたいと考えている経営者にとっては、ビズリーチ・サクシードの利用は向いているのです。

9.【注意!】M&Aは複数の仲介会社に相談するべき!

9.【注意!】M&Aは複数の仲介会社に相談するべき!

これまで、ビズリーチ・サクシードについて紹介してきました。

M&Aで事業承継を考えている経営者の中には、利用を検討している人もいるでしょう。

しかし、M&Aを検討しているなら、いくつかの仲介会社に相談を依頼するべきと言えます。

なぜなら、いくつものM&A仲介会社に相談をすれば、発生する費用は適切か、自社の業種のM&Aに関する知識が豊富か、担当アドバイザリーと気が合うかなどが比較可能だからです。

もし、ビズリーチ・サクシード以外に相談するM&A仲介会社をお探しであれば、M&A総合研究所にお声がけ下さい。

M&A総合研究所では、セカンドオピニオンサービスも提供しており、自社の企業価値算定や、仲介会社ごとの得意業種などをお伝えすることが可能です。

経験豊富なM&Aのアドバイザリーが、あなたの会社にとってベストな選択ができるようにサポートさせて頂きます。

無料で相談ができますので、お気軽にお声がけ下さい。

また、もっとM&A総合研究所について知りたい場合は、『業界最安値って本当に大丈夫?M&A総合研究所がおすすめの4つの理由とは』を確認してみましょう。

まとめ

ビズリーチ・サクシードは、自らM&Aの相手を探して交渉することができるオンラインサービスです。

以下のような経営者は登録してみてもいいでしょう。

  • 積極的に買い手企業を探したい経営者
  • 買い手企業と直接交渉したい経営者
  • M&Aにサポートはいらない経営者

ただし、M&Aの成功は選択するサービスや仲介会社が鍵となるため、ビズリーチ・サクシード以外のM&A仲介会社も比較するべきです。

M&A仲介を専門に行う会社ならもっとぴったりの会社があるかもしれませんから、複数を比較して、M&Aを成功させられるサービスや会社を見つけましょう!

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