翻訳・通訳会社はM&Aで競争に勝ち抜こう!業界動向や成功事例は?

「翻訳・通訳会社をM&Aで買収しようか悩んでいる。。」とお考えではないでしょうか。

近年の翻訳・通訳業界は、東京五輪やインバウンド需要の高まりを受けて市場規模の拡大が進んでいます。

それに伴って、人材確保や専門性の強化を目的として、翻訳・通訳会社をM&Aで買収するケースが増加中です。

この記事では、そんな翻訳・通訳会社をM&Aで買収するメリットや注意点をご紹介します。

翻訳・通訳業界のM&Aの成功事例も確認して、M&Aでの買収を有利な条件で成功させましょう。

目次

1. 翻訳・通訳会社はM&Aで競争に勝ち抜こう!業界動向は?

翻訳・通訳会社はM&Aで競争に勝ち抜こう!業界動向は?

翻訳・通訳会社は、M&Aによって同業他社を買収して競争を勝ち抜いていきましょう。

近年の翻訳・通訳業界のM&Aでは、人材確保や専門性の強化を目的に、同業他社を買収するM&Aが増加中です。

ここで翻訳事業の定義をおさらいしておくと、「ある言語で表現されたものを、他の言語に変換することでサービスを提供する事業」を指します。

また、通訳事業の定義は、「異なる言語を扱う人同士が円滑にコミュニケーションをとれるように、言語上のサポートを提供する事業」です。

近年の翻訳・通訳業界では、訳者に自動翻訳機以上の翻訳・通訳技術が求められます。

そのため、即戦力となる人材を確保する手段として、M&Aによって翻訳・通訳会社を買収するケースが増加しているのです。

また、翻訳・通訳業界では、アジア圏からのインバウンド増加を受けて、英語圏以外の言語へのニーズが集中しています。

そのため他社との差別化を図る目的で、複数言語の翻訳・通訳に対応できる会社を買収するM&Aも盛んに行われているのです。

その一方で翻訳・通訳業界では、高まり続ける需要に対して翻訳者や通訳者の全体数が不足しています。

したがって、人材不足を解消するためにも、M&Aによる同業他社の買収を検討してください。

しかし、「翻訳・通訳会社の中でもどのような企業を買収すれば良いのだろう?」と悩んでしまう人も多いはずです。

ここからは、M&Aでの買収が狙い目の翻訳・通訳会社を見ていきましょう。

1−1. 翻訳・通訳業界M&Aで人気なのは経験豊富な訳者がいる企業

翻訳・通訳業界M&Aで人気なのは経験豊富な訳者がいる企業

翻訳・通訳業界においてM&Aでの買収が人気なのは、経験豊富な訳者がいる企業です。

なぜなら、翻訳・通訳業界では、訳者に自動翻訳機以上の翻訳・通訳技術が求められます。

そのため、M&Aでの買収によって経験豊富な訳者を引き継ぐことができれば、即戦力として自社の事業に従事させることが可能です。

したがって、翻訳・通訳業界でのM&Aを考える際には、経験豊富な訳者がいる会社の買収を検討してください。

具体的な目安としては、10年以上の経歴を持つ翻訳者や通訳者を抱えている企業を買収することで、納得できるM&Aを行いやすいです。

ところがその一方で、近年の翻訳・通訳業界では、M&A後に引き入れた訳者が離職してしまうケースが増加しています。

そのため、経験豊富な翻訳者や通訳者がしっかり定着していくように、従業員の待遇改善も怠らないようにしてください。

以上、M&Aで買収すべき翻訳・通訳会社を紹介しました。

ここで、「翻訳・通訳会社のM&Aでの売買価格の相場はどれくらいなのだろう?」と思う人も多いはずです。

それでは、翻訳・通訳会社M&Aでの売買価格の相場を見ていきましょう。

1−2. 翻訳・通訳会社の売買価格の相場

翻訳・通訳会社の売買価格の相場

翻訳・通訳会社の売買価格の相場は幅広く、中小企業で2000万円〜3億円程度が一般的となっています。

その一方で大手企業では、10億円を超える売買価格で取引されることもあるのです。

相場に影響するポイントは、「経験豊富な訳者数」と「対応できる言語数」となっています。

つまり、経験豊富な訳者の数や対応できる言語数が多いほど、売買価格が高額になる傾向があるのです。

以上、翻訳・通訳会社M&Aでの売買価格の相場を紹介しました。

相場の具体的な計算は専門性が高いので、具体的に知りたいならM&A仲介会社に相談してください。

このように、翻訳・通訳会社のM&Aでは高額な売買が行われますが、買い手側には多くのメリットがあります。

ここからは、翻訳・通訳会社M&Aの買い手側のメリットを見ていきましょう。

2. 翻訳・通訳会社M&Aの買い手側のメリット

翻訳・通訳会社M&Aの買い手側のメリット

翻訳・通訳会社M&Aの買い手側のメリットとしては、以下のようなものがあります。

  1. 専門性を強化し差別化が図れる
  2. 経験豊富な翻訳者や通訳者を獲得できる
  3. スケールメリットを受けられる

あなたが翻訳・通訳会社をM&Aで買収すれば、これらのメリットを得ることができます。

以上、3つのメリットについて順番に見ていきましょう。

メリット1. 専門性を強化し差別化が図れる

メリット1. 専門性を強化し差別化が図れる

翻訳・通訳会社の事業をM&Aで買収すると、専門性を強化し差別化が図れます。

近年の翻訳・通訳業界は、東京五輪やインバウンド需要の高まりに伴って、競争が激化しているのが現状です。

そのため、翻訳・通訳する言語や技術において専門性を強化できれば、同業他社と差別化を図ることができます。

このようにして他社との差別化を実現できれば、業績が向上するだけでなく、業界での地位を確立できる可能性が高いです。

具体的には、近年需要が高まっている中国語や韓国語やベトナム語といった言語の翻訳や通訳が得意な会社を買収するM&Aが人気となっています。

メリット2. 経験豊富な翻訳者や通訳者を獲得できる

メリット2. 経験豊富な翻訳者や通訳者を獲得できる

翻訳・通訳会社の事業をM&Aによって買収すると、経験豊富な翻訳者や通訳者を獲得できます。

翻訳・通訳事業の運営に必要不可欠となる翻訳者や通訳者を一から募集するには、手間と費用がかかるものです。

また、翻訳・通訳業界では、訳者に自動翻訳機以上の翻訳・通訳技術が求められます。

訳者に求められる翻訳・通訳技術が高いため、業界全体で人材不足に悩まされているのです。

M&Aで既存の翻訳・通訳会社を買収すれば、経験豊富な翻訳者や通訳者をそのまま引き継げるので、容易に人材を獲得できるメリットがあります。

メリット3. スケールメリットを受けられる

メリット3. スケールメリットを受けられる

翻訳・通訳会社をM&Aによって買収すると、スケールメリットを受けられます。

スケールメリットとは、規模のメリットとも呼ばれていて、同じようなものが多く集まることによって大きな効果を生み出す作用のことです。

M&Aの買収によって事業が拡大すれば、スケールメリットにより適切に人員を配置したり資金を投入することができます。

複数の事業所をまとめて経営すれば、それぞれの事業所の効率性が向上するのです。

したがって、効率的な経営を図るために、上記のようなスケールメリットを狙う経営者が増加しています。

以上、翻訳・通訳会社M&Aの買い手側のメリットを紹介しました。

ここまで買い手側のメリットをご紹介しましたが、翻訳・通訳会社のM&Aでは売り手側にもメリットが多いです。

ここからは、翻訳・通訳会社M&Aの売り手側のメリットを見ていきましょう。

3. 翻訳・通訳会社M&Aの売り手側のメリット

翻訳・通訳会社M&Aの売り手側のメリット

翻訳・通訳会社M&Aの売り手側のメリットとしては、以下のようなものがあります。

  1. 廃業を避け事業承継できる
  2. 負債を解消し創業者利益が得られる
  3. 大手傘下で経営を安定させられる

売り手側にとっても上記のような3つのメリットがあるので、あなたに会社を売りたいと思う人が出てくる可能性は高いです。

以上、3つのメリットについて順番に見ていきましょう。

メリット1. 廃業を避け事業承継できる

メリット1. 廃業を避け事業承継できる

翻訳・通訳会社の事業をM&Aで売却すると、廃業が避けられ事業承継を行えます。

つまり、M&Aを活用することで、これまで成長させてきた翻訳・通訳会社を信頼できる企業の中で存続させることが可能です。

そうすることで、あなたの後継者問題が解決できるだけでなく、従業員の雇用も維持できます。

加えて、優良企業とM&Aすることによって、以前より従業員の待遇が良くなる可能性も高いです。

このように、経営者だけでなく従業員にとっても、M&Aはメリットになります。

メリット2. 負債を解消し創業者利益が得られる

メリット2. 負債を解消し創業者利益が得られる

翻訳・通訳会社をM&Aで売却すると、負債を解消して創業者利益を得ることができます。

創業者利益とは、オーナー株主が会社創業時から持っていた株式を第三者に売却して得られる利益のことです。

M&Aで会社を売却する場合、大きな含み益のある株式を売却することに他ならないので、多額の利益が生じる可能性があります。

したがって、経営者を退いた後に金銭面で困りたくない人にとって、とても嬉しいメリットです。

メリット3. 大手傘下で経営を安定させられる

メリット3. 大手傘下で経営を安定させられる

翻訳・通訳会社をM&Aで売却すると、経営を安定させることができます。

なぜなら、M&Aにより大手企業の傘下に入ることで、資金力が高まるためです。

これによって、経営の安定が見込まれます。

中小企業の翻訳・通訳会社には、売上が思うように伸びずに資金繰りに苦しむ経営者は少なくありません。

しかし、M&Aを行うことで、買い手側の経営資源を活用できるようになります。

あわせて、大手企業の経営ノウハウを学ぶことができれば、以前より効率的な経営が見込めるでしょう。

以上、翻訳・通訳会社M&Aの売り手側のメリットを紹介しました。

買い手と売り手の双方にメリットがあるのなら、ぜひM&Aを行いたいと思った人も多いはずです。

メリットがわかったところで、ここからは具体的なM&A成功事例を確認しておきましょう。

4. 翻訳・通訳業界M&Aの成功事例5選

翻訳・通訳業界M&Aの成功事例5選

ここからは、翻訳・通訳業界M&Aでの成功事例を5つ紹介します。

  1. 翻訳センターとアイ・エス・エスの事例
  2. 翻訳センターと国際事務センターの事例
  3. 翻訳センターとアイタスの事例
  4. ロゼッタとインターメディアの事例
  5. アート・スタジオ・サンライフとジーネットワークスの事例

このように、さまざまな会社が翻訳・通訳業界のM&Aを行っています。

これら5つの成功事例の目的と意義を確認して、あなたのM&A戦略に活かしましょう。

事例1. 翻訳センターとアイ・エス・エスの事例

事例1. 翻訳センターとアイ・エス・エスの事例

最初にご紹介するのは、翻訳センターとアイ・エス・エスの事例です。

2013年、国内最大級の産業翻訳サービス企業である翻訳センターは、アイ・エス・エスをM&Aによって買収しました。

買収されたアイ・エス・エスは、翻訳者や通訳者の紹介や派遣を行う会社です。

M&Aによる買収の目的は、事業領域の拡大でした。

現在では、翻訳事業や翻訳者の育成面でのシナジー効果が期待されています。

このように、事業拡大を図るためにM&Aが行われることも多いです。

事例2. 翻訳センターと国際事務センターの事例

事例2. 翻訳センターと国際事務センターの事例

2つ目の事例は、翻訳センターと国際事務センターの事例です。

2004年、国内最大級の産業翻訳サービス企業である翻訳センターは、国際事務センターをM&Aによって買収しました。

買収された国際事務センターは翻訳サービスを手がけている会社です。

M&Aによる買収の目的は、翻訳事業の強化でした。

現在では、翻訳センターは人材が確保でき、国際事務センターの翻訳方法を活かしています。

このように、ノウハウを吸収するためにM&Aを活用する場合も少なくありません。

事例3. 翻訳センターとアイタスの事例

事例3. 翻訳センターとアイタスの事例

3つ目の事例は、翻訳センターとアイタスの事例です。

2013年、国内最大級の産業翻訳サービス企業である翻訳センターは、アイタスをM&Aによって買収しました。

買収されたアイタスは、マニュアル制作を中心に翻訳サービスを提供する会社です。

M&Aによる買収の目的は、人材確保を図ることでした。

現在では、アイタスのノウハウを活用して更なる事業拡大が期待されています。

このように、人材確保を図る目的でM&Aは活用可能です。

事例4. ロゼッタとインターメディアの事例

事例4. ロゼッタとインターメディアの事例

ロゼッタとインターメディアの事例です。

2018年、翻訳サービスを提供するロゼッタは、インターメディアをM&Aによって買収しました。

買収されたインターメディアは、医療分野を中心に翻訳サービスを提供する会社です。

M&Aによる買収の目的は、専門性の強化を図ることでした。

現在では、両社の更なる事業発展が期待されています。

翻訳会社は専門性の高さが大きな武器です。

したがって、専門性の強化を図る目的でもM&Aを活用するのが良いとされています。

事例5. アート・スタジオ・サンライフとジーネットワークスの事例

事例5. アート・スタジオ・サンライフとジーネットワークスの事例

最後にご紹介するのは、アート・スタジオ・サンライフとジーネットワークスの事例です。

2008年、海外向け広告制作を手がかけているアート・スタジオ・サンライフは、ジーネットワークスをM&Aによって買収しました。

買収されたジーネットワークスは、翻訳サービスの提供を行う会社です。

M&Aによる買収の目的は、既存事業との相乗効果を図ることでした。

現在では、広告クリエイティブ制作から翻訳まで事業が拡大されています。

このように、既存事業との相乗効果を狙うM&Aも少なくありません。

以上、翻訳・通訳業界M&Aの5つの事例でした。

5つの成功事例を見て、実際にM&Aを行いたいと思った人も多いはずです。

ここで、翻訳・通訳業界M&Aで買い手が見るべきポイントを見ていきましょう。

5. 翻訳・通訳業界M&Aで買い手が見るべき3つのポイント

翻訳・通訳業界M&Aで買い手が見るべき3つのポイント

翻訳・通訳会社のM&Aは非常に盛んですが、M&Aで買収すれば必ず成功するというわけではありません。

翻訳・通訳業界でのM&Aを成功させるために買い手が見るべきポイントは、以下の3つです。

  1. 経験豊富な翻訳者や通訳者を抱えているか
  2. 定期的に受注している得意先があるか
  3. 複数言語の翻訳や通訳に対応できるか

ここからは、それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。

ポイント1. 経験豊富な翻訳者や通訳者を抱えているか

ポイント1. 経験豊富な翻訳者や通訳者を抱えているか

M&Aを成功させる1つ目のポイントは、経験豊富な翻訳者や通訳者を抱えているのか見ておくことです。

翻訳・通訳業界では、訳者に自動翻訳機以上の翻訳・通訳技術が求められます。

訳者に求められる翻訳・通訳技術は高いため、業界全体で人材不足に悩まされているのです。

そこで、M&Aの買収によって経験豊富な翻訳者や通訳者を引き継ぐことができれば、人材不足を改善できます。

したがって、M&Aを行う相手企業が経験豊富な翻訳者や通訳者を抱えているか、あらかじめ確認しておいてください。

具体的な目安としては、10年以上の経歴を持つ人材は、経験豊富な翻訳者や通訳者としてM&A直後から現場での活躍が期待できます。

ポイント2. 定期的に受注している得意先があるか

ポイント2. 定期的に受注している得意先があるか

M&Aを成功させる2つ目のポイントは、定期的に受注している得意先があるか見ておくことです。

定期的に仕事を受注している得意先がある企業を買収できれば、M&A直後から安定した売上の計上が見込めます。

また、既存の翻訳・通訳事業を土台として、事業規模の拡大も期待できるのです。

したがって、M&Aを行う相手企業が抱えている得意先をあらかじめ確認しておいてください。

一般的には、得意先は多ければ多いほど、M&A後に安定した売上が期待できます。

ポイント3. 複数言語の翻訳や通訳に対応できるか

ポイント3. 複数言語の翻訳や通訳に対応できるか

M&Aを成功させる3つ目のポイントは、複数言語の翻訳や通訳に対応できるか見ておくことです。

翻訳・通訳業界は、インバウンド需要や東京五輪の影響を大きく受ける業界として知られています。

具体的には、多様な言語の翻訳・通訳事業に対してニーズが集中しているのです。

したがって、複数言語の翻訳・通訳ニーズにしっかり対応するためにも、M&Aを行う相手企業の対応できる言語数をあらかじめ確認しておいてください。

具体的には、近年需要が高まっている中国語や韓国語やベトナム語といった言語の翻訳や通訳に対応している会社を買収すると、納得のいくM&Aができやすいです。

以上が、翻訳・通訳業界M&Aで買い手が見るべきポイントでした。

これらのポイントを押さえておけば、M&Aを成功させやすいです。

しかし、翻訳・通訳業界のM&Aには注意するべき点もあるので、確認しておきましょう。

6. 翻訳・通訳会社M&Aでは注意点も確認しておこう

翻訳・通訳会社M&Aでは注意点も確認しておこう

翻訳・通訳業界におけるM&Aの注意点は、以下の2つです。

  1. 引き継いだ従業員が自社に馴染めず離職しやすい
  2. 債権者の同意が得られない可能性がある

翻訳・通訳業界で生き残っていくために、M&Aは非常に有効な手段です。

しかし、M&Aには注意しておきたいポイントもあり、メリットだけでM&Aを決断してしまうのはおすすめできません。

ここからは、それぞれの注意点と解決方法について順番に見ていきましょう。

注意点1. 引き継いだ従業員が自社に馴染めず離職しやすい

注意点1. 引き継いだ従業員が自社に馴染めず離職しやすい

M&Aを行う際には、合わせて従業員の待遇改善を図りましょう。

なぜなら、M&Aが成立しても買収先企業において待遇が悪ければ、従業員の満足度が低下して離職されてしまうケースが多いためです。

一般的に、翻訳・通訳業界において、経験豊富な訳者は貴重な人材となります。

そのため、このような従業員が離職してしまうことで、深刻な業績悪化におちいるおそれも多いです。

したがって、貴重な人材の流出を防ぐために、従業員の待遇改善を図り満足度を向上させていきましょう。

注意点2. 債権者の同意が得られない可能性がある

注意点2. 債権者の同意が得られない可能性がある

M&Aでの買収の有用性や今後得られる利益について、債権者に説明をして同意を得ておくようにしてください。

M&Aによる翻訳・通訳会社の買収は、人材確保や専門性強化のための前向きな判断と言えます。

ところが、経営体制が変化することへの不安から、反対の意見を唱える債権者が出てくることがあるのです。

たとえ反対の債権者がいたとしても、M&A自体は行うことができます。

しかし、債権者がM&Aに反対して資金提供を止めてしまった場合には、経営に大きな影響が出てしまうこともあるのです。

したがって、債権者から同意を得るために、M&Aでの買収の有用性や今後得られる利益について、しっかり説明を行うことが重要だと言えます。

以上が、翻訳・通訳会社のM&Aを行う際の注意点でした。

M&Aを行う際には、以上の2つについて気をつけてください。

ちなみに、翻訳・通訳業界のM&Aを成功させたいなら、専門家である仲介会社に相談するのが最適です。

7. 翻訳・通訳業界M&Aの成功には仲介業者が重要!

翻訳・通訳業界M&Aの成功には仲介業者が重要!

翻訳・通訳業界のM&A事例は数多くありますが、自社の希望に合うパートナーを一から探すのは非常に大変だと言えます。

そこで活用したいのが、M&A仲介会社です。

M&A仲介会社に相談すれば、自社の要望に合った企業を見つけてくれるだけでなく、M&Aに必要な手続きまでサポートしてもらえます。

多くの仲介会社では無料相談サービスを行っており、翻訳・通訳業界M&Aに不安を感じている人は、まず仲介会社に相談するのが良いです。

M&A仲介会社に相談して、効率的にパートナー探しを進めていきましょう。

M&A仲介会社について詳しくは、『【M&A仲介会社BEST5を発表】有名企業5社を徹底比較!!』で書いているので参考にしてください。

それでは最後に、翻訳・通訳業界を理解する上で便利となる、大手翻訳・通訳会社における事業内容一覧を確認しておきます。

8. 【補足】大手翻訳・通訳会社における事業内容一覧

【補足】大手翻訳・通訳会社における事業内容一覧

M&Aで翻訳・通訳業界を買収するときは、日本国内の大手翻訳・通訳会社における事業内容一覧について知っておけば、業界の動向をより深く理解できます。

最後に、大手翻訳・通訳会社における事業内容の一覧を見ていきましょう。

企業名 事業内容
ブレインウッズ株式会社 翻訳・通訳・映像翻訳・外国語人材派遣など
ライオンブリッジジャパン株式会社 産業翻訳・海外展開のコンサル・デジタルマーケティングサポート
株式会社サン・フレア 翻訳・テクニカルライティングなど
SDLジャパン株式会社 機械翻訳・翻訳ソフトウェアなど
株式会社翻訳センター 翻訳・ビザ申請書類翻訳
株式会社サイマル・インターナショナル  翻訳・通訳・人材派遣など

このように、大手翻訳・通訳会社では、翻訳・通訳事業を中心に幅広いサービスを提供しています。

そのため、買収を重ねることで専門性が強化できれば、大きなシェアを占める大手企業の傘下に入り経営を安定させることが可能です。

もしもあなたの翻訳・通訳会社が中小企業なら、事業を生き残らせるためにも積極的にM&Aを検討してみてください。

メリットや成功事例を理解して、翻訳・通訳業界のM&Aを有利な条件で成功させましょう。

まとめ

翻訳・通訳業界では、人材の確保や専門性を強化する手段として、M&Aでの買収が増加傾向にあります。

また高齢化の影響を受けて、事業承継の手段としてM&Aで売却するケースが増加中です。

ただし、自社だけでM&Aを完結させるのは、非常に大変と言えます。

信頼できるM&A仲介業者に相談し、経営している翻訳・通訳会社の課題を前向きに解決していきましょう。