SES業界M&Aは人材確保が重要!SEの取り合いが加速する!

SES業界M&Aは人材確保が重要!SEの取り合いが加速する!

SES企業の会社規模を成長させたい」と、悩んでいませんか?

IT関連の需要が急速に伸びているため、人材不足や競合の増加によって将来性に不安を感じているSES企業が多いです。

早期に対策を行わなければ、有用な人材を確保することができず新しい依頼に対応できなくなる場合があるので注意しなければなりません。

ここでは、SES業界のM&AのメリットやM&A成功事例、売り手の探し方などを紹介します。

早期に関連企業を買収し、事業規模をさらに成長させましょう。

目次

1.SES業界のM&Aは早急に行うべき!

SES業界のM&Aは早急に行うべき!

SES業界はM&Aでの事業拡大が急速に進行しています。

なぜなら、ビジネスのデジタル化が進行し、さまざまな企業が外部と連携して商品やシステム、サービスの提供を始めたためです。

この流れを受け、IT・ソフトウェア関連の需要は増大し、SES業界では人材不足となっています。

そこで注目されているのがM&A買収での事業拡大です。

IT・ソフトウェア企業を買収することで、顧客の確保や専門性の高い業務への対応が進めらます。

しかし、SEの育成には時間がかかる上に、引き抜きや独立、離職などのリスクも考慮したうえで教育を行わなければなりません。

そのため、あなたもM&AでSES企業を買収し、さまざまな需要に対応できるようにしてください。

近年では特に、SEの確保が業界において重要視されています。

そこでSES業界の現状を理解しておきましょう。

1−1.SES業界の現状 

SES業界の現状 

SES業界は、人材不足が深刻な問題です。

IoTやAI技術がさまざまな業界で求められるようになり、SEの争奪戦が起こっています。

特にソフトウェア業や情報処理・提供業では競合が多く、より専門性の高いSEが求められているのです。

そのためSES企業では、取引企業の依頼に応えるために人材の確保が進められています。

そのような状態の中で、近年M&Aによる事業拡大は企業が生き残るための最善策として注目されているのです。

それでは実際に、どれくらいの金額で買収が行われているか、SES業界のM&A相場を見ていきましょう。

2.SES業界におけるM&A買収価格の相場

SES業界におけるM&A買収価格の相場

SES業界におけるM&A売買価格は、2,000万円から2億円程度です。

また、10億円から35億円と高額になるケースも多く存在し、平均すると買収価格の相場は8,000億円〜1億円程度とされています。

この買収価格を決めるのは以下の3つの方法のいずれかです。

  •  売り手の土地や施設などの時価純資産額と営業利益3~5年分の合計で決める
  •  これまでのSES企業M&Aの事例を参考にして決める
  •  売り手の現在の利益から将来獲得できる利益を評価して決める

これら3つのどの方法をとるのかで、買収価格が大きく変わります。

そのため実際にSES企業をM&Aで買収する場合には、交渉するときの参考にするためにあらかじめ買収相場を専門家に依頼して算出しておいてください。

単に買収価格だけで企業を選ばずに、M&A後の展望も考えた上で売り手を選ぶのが良いです。

以上が、SES業界におけるM&Aの買収価格の相場についてでした。

しかしM&Aに興味はあるものの、なかなか決断できない人も多いと思います。

そこでM&Aにおける買い手と売り手それぞれのメリットを確認していきましょう。

3.SES業界M&Aの買い手のメリット

SES業界M&Aの買い手は、以下の5つのメリットがあります。

SES業界M&Aの買い手のメリット

買い手のメリットは、事務所の拡大と業績が改善できることです。

それでは、順番に買い手のメリットを説明します。

メリット1.低コストでの事業拡大ができる

メリット1.低コストでの事業拡大ができる

SES企業のM&Aを行うことで、低コストでの事業拡大が行いやすくなります。

M&Aでの買収は、すでに事業として成り立っているものを自社に取り組むことが可能です。

同業種を買収する場合、既存事業を強化することができ、今までよりも安定した経営が行えます。

一方、他事業を買収する場合は新たな取引先や顧客を得るため、既存事業との相乗効果で業績を伸ばすことができるのです。

このように、SES企業の買収で多くの企業がメリットを受けられます。

メリット2.新たな取引先を獲得できる

メリット2.新たな取引先を獲得できる

SES企業をM&Aで買収することで、新たな取引先を取り込むことができ業績を向上させることが可能です。

買収したSES企業の顧客を手に入れれば、すぐに売上へと繋げることができます。

また信頼度の高い会社を買収することで、新たな顧客の開拓がスムーズに行えることも多いです。

積極的に新たな顧客の開拓ができるため、何年も必要とする事業成長を速やかに行えるようになります。

また、得意分野が異なる企業を買収することで、今まで取り逃がしていた顧客を獲得することも狙えるのです。

メリット3.専門知識を持つSEを獲得できる

メリット3.専門知識を持つSEを獲得できる

SES企業を買収することで、他の資格や専門知識を持つSEを獲得することができます。

SES企業であっても、すべてのIT・ソフトウェア関連業務を得意とするわけではありません。

しかし、得意分野だけを扱っていても将来的な需要の減少が見込まれるため、企業の存続が難しくなります。

他のSES企業を買収することによって、AIやクラウド、ビッグデータなど今まで扱っていなかった分野の資格や専門知識をもつSEを獲得することが可能です。

これにより、新たな需要への対応ができるようになるため今後の経営も安定します。

メリット4.新規設立や外注のコストを削減できる

メリット4.新規設立や外注のコストを削減できる

既存のSES企業を買収した場合、制作物や人材をそのまま引き継ぐことができるため新規設立のコストを削減できます。

SES企業を開業するには、事務所の設置や従業員の募集、取引先の獲得などさまざまな準備を行わなければなりません。

しかし、各種準備には多額の費用が必要なため、開業にはリスクが付きまといます。

開業の費用は、事務所として使う不動産や従業員の募集など、安くても500万円以上は必要です。

そこから会社の経営を安定させようとする場合、ヒットサービスの開発や常時取引をしてくれる顧客の開拓などで最低5年程度の時間と多額の費用をかけなければなりません。

M&Aでは、すでに行われているSES企業を買収するため、各種準備費用や参入リスクを抑えることができます。

M&Aで買収すれば、すでに安定した経営が行われている企業を最短半年で、安ければ約2,000万円から所有することができるのです。

したがって、5年間の人件費や開発費用などを考慮しても新設するのに比べて格段に安く事業が始められます。

メリット5.買収先のブランド力を活用できる

メリット5.買収先のブランド力を活用できる

M&Aを活用することによって、買収先のブランド力を活用できるようになるのもメリットです。

企業のブランド力とは、人材や技術だけでなく実績などから形成される対外的な評価のため、簡単に生み出すことができません。

そのため取引企業からの評価が高い会社を買収することができれば、自社の評価も上げることが可能です。

ブランド力の強化によって、新規取引先の開拓が容易になるなど業績に直結する部分にメリットがあります。

つまり、時間を掛けずに業績を向上できる手段としてブランド力が活用できるのです。

以上が、M&Aで受けられる買い手のメリットでした。

買い手にはさまざまなメリットがありましたが、実は売り手にも多くのメリットがあります。

次は、売り手側のメリットも確認しておきましょう。

4.SES業界M&Aの売り手のメリット

SES業界M&Aの売り手には、以下の4つのメリットがあります。

SES業界M&Aの売り手のメリット

売り手のメリットは、廃業を回避しSES企業の経営を安定して続けていってもらえることです。

それでは、順番に売り手のメリットを見ていきましょう。

メリット1.廃業を回避することができる

メリット1.廃業を回避することができる

M&Aで売却することにより、業績不振からの廃業を回避することができます。

廃業した場合、従業員の再雇用や取引先との契約変更など、多方面の関係者に対して影響が大きいです。

しかし、M&AでSES企業を引き渡す場合、従業員や取引契約もそのまま売却先に引き継いでもらえます。

経営者のほとんどは、後継者を新たに育成しようと考えているはずです。

一方で、後継者が育成されていない企業が全体の半数以上で、その要因は後継者の独立や離職などが多いです。

もしも後継者がいないなら、M&AでSES企業を引き継いでもらうほうが安心できます。

メリット2.大手企業の傘下で安定したサービスが行える

メリット2.大手企業の傘下で安定したサービスが行える

売却後は、大手SES企業や新しく業界に参入する企業の傘下で安定したサービスを行えるようになります。

なぜなら、買収企業の経営資源も活用できるようになるためです。

売却先から資金提供を受けられるため、事業の拡大が行いやすくなります。

また、新たな人材の採用や労働条件の改善などもできるため、従業員や取引先が増加しやすいです。

さらに、売却先の会社と連携することができるため、新たなサービスやプランを提供することもできるようになります。

これまで取りこぼしていた多くの需要をおさえられるので、業績も良くなり安定した経営を行いやすいです。

会社が続いてほしいと考える経営者には大きなメリットだと言えます。

メリット3.売却利益が受け取れる

メリット3.売却者利益が受け取れる

事業を売却することで、売り手は引退時に現金を得ることができます。

たとえば売却額が1億円だった場合、税金を引いても約8,000万円の利益を受け取ることが可能です。

SES企業の場合、M&Aの需要が高まっているため、売却先が見つかりやすくなっています。

そのため、アーリーリタイアを行いたい経営者もM&Aを実施することが多いです。

経営者を引退してからの資金に不安があるなら、M&Aを活用しましょう。

メリット4.海外展開が行いやすくなる

メリット4.海外展開が行いやすくなる

企業が海外への事業展開を行えるようにするため、M&Aを行う場合もあります。

海外展開には新規に企業を設立するケースが多いですが、費用や手間がかかりやすいです。

それなのにもかかわらず収益性が見込めるかが不透明なため、海外への進出は消極的な企業が多数でした。

M&Aで海外でも業務を行っている会社に自社を買ってもらえれば、低リスクで海外進出が果たせます。

自社サービスが海外で展開され大きくなっていって欲しい経営者には、嬉しいメリットだと言えるでしょう。

以上が、SES企業M&Aの買い手のメリットについてでした。

売り手と買い手の双方にメリットがあるため、M&Aを実施するSES企業が増えています。

しかし、身近でM&Aが行われたことがなく、イメージがわかない人も多いのではないでしょうか。

ここで、SES企業M&Aの成功事例を見ていきましょう。

5.SES業界M&Aの成功事例5選

SES業界のM&Aでは、以下の5つが成功事例として挙げられます。

SES業界M&Aの成功事例5選

さまざまなパターンがあるため、買収するときの参考にしてください。

それでは順番に成功事例を紹介します。

成功事例1.ナレッジスイートとビクタス

成功事例1.ナレッジスイートとビクタス

最初に紹介するのは、ナレッジスイートとビクタスのM&Aにおける事例です。

ナレッジスイート株式会社は、2018年8月にビクタス株式会社の買収を行いました。

買収されたビクタスは、高いIT技術力を有するSES会社です。

ナレッジスイートは働き方改革を促進や、営業活動における生産性の向上が行えるクラウドサービス事業を行っています。

IT人材の確保や収益基盤を拡大させるためにM&Aを行い、今回のビクタスのSEも含めて継100名のSEを保有しました。

この事例からわかる通り、事業基盤の拡充を図りつつ、企業のさらなる発展を促すために買収を行うケースは非常に多いです。

ナレッジスイートは、この他にもSES企業の買収を発表しており、約1年間で売上規模が3倍、社員総数3倍と急成長しています。

今回の買収金額は3億1700万円で、雇用しているSEの多さやノウハウ、実績などから平均よりも高額となりました。

あなたも事業拡大をしたいのなら、M&Aを活用するべきでしょう。

成功事例2.ITbookとRINET

成功事例2.ITbookとRINET

次に紹介するのは、ITbookとRINETのM&Aにおける売却事例です。

ITbookは、2018年9月にシステム開発を行っている株式会社RINETを買収しました。

買い手のITbookは、金業界の分野においてシステムコンサルティングサービスを展開する企業です。

設立当からグループなどに属することなく独立性と中立性を重視して事業展開を行っています。

売り手のRINETは、エンジニア派遣と受託開発を主軸とする企業です。

近年では、AIやIoT向けのシステム開発に注力していました。

ITbookは新分野への進出を狙っており、RINETを足掛かりに新規参入するために買収したのです。

この事例も、新市場への事業拡大を行うために買収したケースとして有名です。

ITbookは、M&Aを繰り返して事業拡大を行っています。

買収金額は1億円と平均的な金額であり、新分野への進出と既存事業との相乗効果で業績向上を狙っています。

成功事例3.データセクションとKAGネットワークソリューションズ

成功事例3.データセクションとKAGネットワークソリューションズ

3つ目に紹介するのは、データセクションとKAGネットワークスソリューションズのM&Aにおける事例です。

株式会社データセクションは、2018年1月にKAGネットワークスソリューションズを買収しました。

売り手のKAGネットワークスソリューションズは、大手金融機関の基幹システム向けの運用保守などの業務を行っている会社です。

受託企業に常駐して開発等を行っており、受託企業の売上利益を向上させるような経営を行っています。

買い手のデータセクションは、AIソリューションを提供する企業です。

データセクションがKAGネットワークスソリューションズの事業を承継することにより、安定した収益を目指しています。

この事例は、他社の持つ技術力の獲得と事業承継のために株式を取得したケースです。

この買収によって、両企業の人材交流が生まれ、ノウハウの交換など技術的な面での向上が図れます。

またデータセクションの持つAIソリューションを活用することで収益を適正な開発事業に再投資することが可能です。

これにより財務基盤が強化できるため、経営が安定します。

買収金額は1億5,000万円とこちらも平均価格での取引でした。

成功事例4.トラスト・テックとMTrec

成功事例4.トラスト・テックとMTrec

4つ目に紹介するのは、トラスト・テックとMTrecのM&Aにおける事例です。

株式会社トラスト・テックは、2016年8月にMTrecを買収しました。

売り手のMTrecは、イギリスの製造領域を中心に人材派遣を行っている企業です。

日系企業を含む大手自動車部品メーカーなどと強固な取引基盤を持っています。

買い手のトラスト・テックも、人材派遣サービスを行っている企業です。

MTrecを基点として欧州展開を行い、事業拡大を行おうとしています。

この事例は、海外への事業拡大を行うために買収したケースとして有名です。

MTrecはイングランド北東部に本社を置いており、さまざまなメーカーが工場をかまえています。

この需要を獲得し、実績を作ったうえで欧州地域への事業拡大を検討しています。

この取引では初めに14億4,000万円が支払われ、2018年までの業績目標達成率から追加で最大8億6,900万円が支払われるM&A買収方法が使われてる事例です。

成功事例5.アルプス技研とパナR&D

成功事例5.アルプス技研とパナR&D

最後に紹介するのは、アルプス技研とパナR&DのM&Aにおける事例です。

株式会社アルプス技研は、2016年6月に株式会社パナR&Dを買収しました。

買い手のアルプス技研は、大手製造業企業に高度な技術サービスが行えるエンジニアを提供している企業です。

売り手のパナR&DもSES企業ですが、こちらは自動車分野に強みを持っています。

両者とも売上高は毎年前年を更新しており、勢いのある企業です。

アルプス技研はさらなる業務拡大を行うために、今回の買収を行いました。

この事例は、業績が好調なSES企業同士におけるM&Aの成功事例です。

今回の買収によってアルプス技研はさらなる事業拡大と強化を行うことができました。

その結果、2018年12月期の業績は過去最高を更新したのです。

買収価格は12億円と高額でしたが、業績が急速に伸びているため費用対効果は非常に高いことがわかります。

以上が、SES業界M&Aの成功事例5選でした。

このようにM&Aでの買収は多くのSES企業で行われているのが現状です。

このほかにも、SES業界M&Aの事例は多く、国内外の企業が積極的に買収を行っています。

その中でもより良い売り手が見つかりやすいようにするためには、次に紹介するポイントを意識してください。

6.M&Aで買収すべきSES企業の4つのポイント

SES企業のM&Aで買収時にチェックするべきなのは、以下の4つのポイントです。

M&Aで買収すべきSES企業の4つのポイント

これらのポイントを押さえている場合、SES企業の良い売り手がスムーズに見つかる可能性が高いです。

それでは順番に、チェックするポイントを見ていきましょう。

ポイント1.既存言語や技術に深く精通している

ポイント1.既存言語や技術に深く精通している

既存言語や技術に深く精通している方が、さまざまな企業からの依頼に対応できます。

特に大手企業では、不安要素が多い新言語や新技術を避ける傾向があり、中小企業でも大手企業にならって新言語や技術を使用しないことが多いです。

そのため、成熟した言語・技術を高度に活用できるSES企業が重宝されます。

また、一般的に使われている言語や技術なら、SEの育成にかける時間が新言語等に比べて短く済むため人材不足を短期間で解消可能です。

SES企業を買収する際には、既存言語・技術への精通度に注目して売り手を選んでください。

ポイント2.海外企業との取引を行っている

ポイント2.海外企業との取引を行っている

海外企業と積極的に取引を行っているSES企業は、事業拡大に大きく貢献します。

日本国内だけではライバル企業が多く、契約を取り合ってしまうため業績を伸ばし続けるのが難しいです。

海外にも取引先を増やすことで、ライバル企業とのバッティングを避けつつ安定した企業成長を目指すことができます。

また、大手企業の海外拠点をデジタル化するために、現地企業に依頼していました。

海外企業との取引があることで、国内外を統一規格でデジタル化できるため、大手企業からの依頼が増加します。

業績向上のためにも、海外企業と取引の多いSES企業を買収してください。

ポイント3.専門知識を持ったSEを有している

ポイント3.専門知識を持ったSEを有している

専門知識を持ったSEを有している場合は、今後の生き残りへの期待が強いです。

近年、AIやIoTが急速に発達し、自動化やオンライン化が新たな付加価値として注目されています。

しかし、多くの企業でそういったシステムを制御できる人材を雇っているわけではありません。

そのため、専門知識を持った従業員が、取引先の求めるシステムやサービスを構築し運用できるようであれば自然と取引先からの需要が集まります。

また取引先企業は賃金の上昇や労働環境の改善などのため、社内に専門スタッフを設置することを避ける傾向が高くなっているのです。

これらの理由から、将来的に需要が拡大し続けるので、専門知識を持った人材を有することが求められています。

一から人材の教育を行うよりも、M&Aで買収することで簡単に人材を獲得できるため、コストとリスクの削減もできるはずです。

そのため、専門知識を有しているSES企業が見つかれば買収を狙うのが良いでしょう。

ポイント4.有益なシステムなどを持っている

ポイント4.有益なシステムなどを持っている

有益な特許や著作権を持っていることが、手間とコストを抑えた事業成長に繋げられます。

SES業界で注目されているのは、AIを利用したサービス・製品の開発やIoT製品です。

このような専門的な技術には、さまざまな特許が絡んでおり、製品内のコンテンツなどには著作物も含まれています。

しかし、これらを社内で1から作る場合には、多くの手間とコストが必要です。

そこで、M&Aですでに特許や著作権を有する企業を買収することで、手間やコスト、リスクを最小限にして手に入れられます。

自社の成長や発展に必要な技術を獲得するためにも、相手企業の特許や著作権の状況は確認してください。

以上が、 M&Aで条件の良い案件を見つけるポイントについてでした。

ポイントもわかったし実際にSES企業のM&Aを行いたい」と思った人も多いはずです。

そこで次は、SES企業M&Aでの売り手の探し方について紹介します。

7.SES業界M&Aの最適な売り手の探し方

SES企業M&Aでの売り手の探し方は、以下の2つが最適です。

SES業界M&Aの最適な売り手の探し方

それぞれ特徴があるため、あなたに合った探し方を活用してください。

それでは順番に、案件の探し方を紹介します。

探し方1.マッチングサイトを利用する

探し方1.マッチングサイトを利用する

SES企業のM&Aの売り手を広く探したい場合には、マッチングサイトを利用するべきです。

全国のさまざまな案件を取り扱っているため、希望する取引先が見つけやすくなっています。

そしてパソコンなどからいつでも案件を探すことができ、忙しくて時間がないときでも活用可能です。

しかし、サイトによってはマッチングしか行わず、仲介などは行わないサイトもあるため注意してください。

仲介なども一括して行ってほしいなら、M&Aを仲介会社に依頼しましょう。

探し方2.M&A仲介会社に依頼する

探し方2.M&A仲介会社に依頼する

安心してSES企業のM&Aの売り手を探せるのは、M&A仲介会社に依頼する方法です。

仲介会社は依頼者の要望に合わせた売り手を探せるため、買収先選びで時間がかかることが少ないとされています。

また、M&A専門の公認会計士や税理士、弁護士などが所属しているため、さまざまなトラブルにも対処してもらえるのが特徴です。

M&Aを行う多くのSES企業は、M&A仲介会社を利用してM&Aを成功させています。

以上が、SES企業のM&Aの売り手の探し方についてでした。

すぐにでも売り手を探そうと思ったかもしれません。

しかし、実際にSES企業のM&Aを行う場合には、気を付けなければならない点がいくつかあります。

次では、M&Aを行う上での留意点を見ていきましょう。

8.SES業界で押さえるべき4つの留意点

SES業界のM&Aでは、以下の4つの留意点に注意が必要です。

SES業界で押さえるべき4つの留意点

これらの留意点を意識しなければ、買収が成功しないことも多いです。

それでは順番に、留意点を紹介します。

留意点1.M&A完了までに時間が必要である

留意点1.M&A完了まで時間がかかる

SES企業のM&Aは、手続き完了までに時間がかかる場合が多いです。

一般的に、SES企業のM&Aでは半年から1年程度はかかってしまいます。

これは、買収先の選定や買収条件の決定、M&Aを行うための各種手続きに時間がかかるためです。

また、SES企業の売り手候補をすぐに探せず、マッチングまでに時間がかかってしまうこともあります。

しかし、事業拡大のために新事業を展開した場合、従業員の育成や顧客確保の時間も含めると5年は必要です。

それに比べれば、M&Aは短い時間で行えると言えます。

スピーディなM&Aを希望しているなら、早めに仲介業者などに依頼して手続きを進めてください。

留意点2.財務状況が誤っているとトラブルになる

留意点2.財務状況が誤っているとトラブルになる

財務状況については、事前に正確な情報を売り手から開示してもらわなければなりません。

財務状況が正しく売り手から伝わっていない場合、あとから隠れ債務が見つかるなど想定よりも低い利益になってしまう可能性が高いです。

売り手は、売却を成功させたいために経営が良く見える情報を提出することがあります。

しかし、与えられた財務情報が間違っていた場合、想定した利益を回収できません。

これにより、契約時に財務状況が正確だと保証する表明保証に違反するとして、売り手側は訴えることが可能ですが時間がかかります

そうならないためにも、財務状況についてはM&A専門の公認会計士や税理士が調査した信憑性の高い情報を提出してもらってください。

留意点3.従業員と雇用契約を再締結する場合がある

留意点3.従業員と雇用契約を再締結する場合がある

M&Aの種類によっては、従業員との雇用契約を再締結しなければなりません。

M&Aの中でも事業譲渡の場合、SES事業だけが売買の対象となります。

そのため、従業員の雇用契約は引き継がれないため、従業員を再度雇用しなければなりません。

しかし、労働条件の変化によっては買収した企業の従業員が雇用契約を結ばない可能性もあります。

なので従業員との雇用契約については、事前に売り手と入念な相談をしておくべきです。

留意点4.SEの質を維持しなければ顧客離れにつながる

留意点4.SEの質を維持しなければ顧客離れにつながる

SEの質を維持しなければ、サービスの質も落ち、顧客離れに繋がります

買収後にSEへの教育や研修を行わなかった場合、他企業のSEに比べて知識や技術で劣るようになるのです。

せっかく買収しても教育などを行わないなければ、複雑な作業が行えず依頼に対応できなくなります。

これにより顧客離れが加速して、企業の経営にも大きく打撃を与えてしまうでしょう。

買収後は、SEの教育に力を入れ顧客からの依頼に対応できるようにしてください。

以上が、SES企業M&Aの留意点についてでした。

留意点を確認しても、M&Aの契約は専門知識が必要なため自社だけで成功させるのは非常に難しいとされています。

必ず成功させたいなら、M&A仲介会社を利用してください。

9.SES業界のM&Aは仲介会社に相談しよう

SES業界のM&Aは仲介会社に相談しよう

SES企業のM&Aでは、M&A仲介会社を利用するべきです。

M&A仲介会社に相談すれば、M&A専門の公認会計士や税理士、弁護士が在籍しているため、M&Aにおけるトラブルを回避することができます。

また、仲介会社が交渉を行ってくれるため、時間をさけない場合でも効率よくM&Aを進められるはずです。

ちなみに、仲介会社の中でも、『M&A総合研究所』が非常に活用しやすくなっています。

実績と経験が豊富なスペシャリストが揃っており、M&A完了まで平均3カ月から6カ月とスピーディーに対応してくれる仲介会社です。

さらに着手金や仲介手数料がかからない完全成功報酬制なので、M&Aに必要なコストを少しでも抑えることができます。

詳しくは【M&A仲介会社BEST5を発表】有名企業5社を徹底比較!!で紹介しているので参考にしてください。

SES企業のM&Aを成功させて、事業を確実に成長させましょう。

まとめ

SES業界のM&Aは、さまざまな業界が進出してくるため競争が激化していきます。

SEの人材不足の中で、M&Aで買収をすれば規模拡大や専門性の高い人材を確保することが可能です。

ただし、今後需要や人材を取り合う業界のため、将来の経営を見据えるなら、早急にM&Aで買収する必要があります。

さらに、ただ企業を買収するだけでなく最適な売り手を見つけなければなりません。

SES業界で生き残るためにもM&A仲介業者に相談し、自社をより発展させましょう。