SES業界M&Aは人材確保が重要!SEの取り合いが加速する!

SES業界M&Aは人材確保が重要!SEの取り合いが加速する!

SES企業の会社規模を成長させたい」と、悩んでいませんか?

IT関連の需要が急速に伸びているため、人材不足や競合の増加によって将来性に不安を感じているSES企業が多いです。

早期に対策を行わなければ、有用な人材を確保することができず新しい依頼に対応できなくなる場合があるので注意しなければなりません。

ここでは、SES業界のM&AのメリットやM&A成功事例、売り手の探し方などを紹介します。

早期に関連企業を買収し、事業規模をさらに成長させましょう。

目次

1.SES業界のM&Aは早急に行うべき!

SES業界のM&Aは早急に行うべき!

SES業界はM&Aでの事業拡大が急速に進行しています。

なぜなら、ビジネスのデジタル化が進行し、さまざまな企業が外部と連携して商品やシステム、サービスの提供を始めたためです。

この流れを受け、IT・ソフトウェア関連の需要は増大し、SES業界では人材不足となっています。

そこで注目されているのがM&A買収での事業拡大です。

SES企業を買収することで、顧客の確保や専門性の高い業務への対応が進められます。

しかし、SEの育成には時間がかかる上に、引き抜きや独立、離職などのリスクも考慮したうえで教育を行わなければなりません。

そのため、あなたもM&AでSES企業を買収し、さまざまな需要に対応できるようにしてください。

1−1.SES業界の現状 

SES業界の現状 

SES業界は、人材不足が深刻な問題です。

IoTやAI技術がさまざまな業界で求められるようになり、SEの争奪戦が起こっています。

特にソフトウェア業や情報処理・提供業では競合が多く、より専門性の高いSEが求められているのです。

そのためSES企業では、取引企業の依頼に応えるために人材の確保が進められています。

そのような状態の中で、近年M&Aによる事業拡大は企業が生き残るための最善策として注目されているのです。

2.SES業界におけるM&A買収価格の相場

SES業界におけるM&A買収価格の相場

SES業界におけるM&A売買価格は、2,000万円から2億円程度です。

また、10億円から35億円と高額になるケースも多く存在し、平均すると買収価格の相場は8,000億円〜1億円程度とされています。

この買収価格を決めるのは以下の3つの方法のいずれかです。

  •  売り手の土地や施設などの時価純資産額と営業利益3~5年分の合計で決める
  •  これまでのSES企業M&Aの事例を参考にして決める
  •  売り手の現在の利益から将来獲得できる利益を評価して決める

これら3つのどの方法をとるのかで、買収価格が大きく変わります。

そのため実際にSES企業をM&Aで買収する場合には、交渉の材料にするために買収相場を専門家に依頼して算出しておいてください。

買収価格だけでなく、M&A後の展望も考えた上で売り手を選ぶのが良いです。

3.SES業界M&Aの買い手のメリット

SES業界M&Aの買い手のメリット

SES業界M&Aにおける買い手のメリットは、以下の5つです。

  1. 低コストでの事業拡大ができる
  2. 新たな取引先を獲得できる
  3. 専門知識を持つSEを獲得できる
  4. 新規設立や外注のコストを削減できる
  5. 買収先のブランド力を活用できる

それぞれ、見ていきましょう。

メリット1.事業の拡大が低コストで可能

メリット1.低コストでの事業拡大ができる

SES企業のM&Aを行えば、事業の拡大が低コストで実現できます

M&Aは、既に成り立っている事業を自社に取り組むことが可能です。

同業種を買収する場合、既存事業を強化することができ、今までよりも安定した経営が行えます。

一方、他事業を買収する場合は新たな顧客が得られるため、既存事業との相乗効果を狙うことができるのです。

メリット2.新規顧客が開拓できる

メリット2.新たな取引先を獲得できる

SES企業を買収することで、新規顧客を開拓して業績を向上させることが可能です。

買収した企業の顧客を獲得すれば、売上へ直結させられます。

また、信頼度の高い会社を買収すると、新規顧客の開拓がスムーズに行うことが可能です。

ですので、何年も必要とする事業成長を速やかに行えるようになります。

メリット3.専門知識を持つSEを獲得できる

メリット3.専門知識を持つSEを獲得できる

SES企業を買収することで、他の資格や専門知識を持つSEを獲得することができます

SES企業であっても、すべてのIT・ソフトウェア関連業務を得意とするわけではありません。

将来的に需要が減少してしまえば、企業の存続が難しくなります。

他の企業を買収することによって、AIやクラウド、ビッグデータなど今後の需要が見込まれる分野の専門知識をもつ人材の獲得が可能です。

メリット4.開業費や外注費を削減できる

メリット4.新規設立や外注のコストを削減できる

既存のSES企業を買収した場合、成果物や人材が引き継げるので開業費を削減できます

開業するには、事務所の契約や従業員の確保、顧客の獲得などの準備をしなければなりません。

開業の費用は、事務所として使う不動産や従業員の募集など、安くても500万円以上は必要です。

しかし、M&Aでは、すでに経営が行われている企業を買収するため、開業費用が抑えられます。

M&Aで買収すれば、すでに安定している企業を最短半年で、安ければ約2,000万円から得られるのです。

したがって、人件費や開発費用などを考慮しても親切と比べて安く事業が始められます。

メリット5.買収先のブランド力を活用できる

メリット5.買収先のブランド力を活用できる

M&Aを活用すれば、買収先のブランド力を活用できるようになります。

企業のブランド力とは、実績などから作り上げられる対外的な評価のため、創出することは簡単ではありません。

そのため、取引企業から高評価を得ている会社の買収が実現すると、自社の評価も上げられるのです。

ブランド力の強化で、新規顧客の開拓が容易になるなど業績に直結する部分にメリットがあります。

つまり、時間を掛けずに業績の向上を狙う手段としてブランド力が活用できるのです。

4.SES業界M&Aの売り手のメリット

SES業界M&Aの売り手のメリット

SES業界M&Aの売り手には、以下の4つのメリットがあります。

  1. 業界を回避することができる
  2. 大手企業の傘下で安定した経営が行える
  3. 売却利益が得られる
  4. 海外展開が行いやすくなる

1つずつ、見ていきましょう。

メリット1.廃業を回避することができる

メリット1.廃業を回避することができる

M&Aで売却することにより、業績不振からの廃業を避けられます

廃業した場合、従業員の再雇用や取引先との契約変更など、多方面の関係者に対して影響が大きいです。

しかし、企業を引き渡す場合、従業員や取引契約もそのまま売却先に引き継いでもらえます。

一方で、後継者が育成されていない企業が全体の半数以上で、その原因は後継者の独立や離職です。

もしも後継者が見つからなければ、M&Aで企業を引き継いでもらうほうが安心できます。

メリット2.大手企業の傘下で安定したサービスが行える

メリット2.大手企業の傘下で安定したサービスが行える

売却後は、大手SES企業や新しく業界に参入する企業の傘下で安定したサービスを行えるようになります

なぜなら、買収企業の経営リソースも利用できるようになるからです。

また、従業員の採用や雇用環境の改善ができるので、従業員や取引先が増加しやすいです。

さらに、売却先の会社と連携して、新たな製品やサービスの提供ができるようになります。

逃していた多くの需要が抑えられるため、安定した経営が狙えるようになるのです。

メリット3.売却利益が受け取れる

メリット3.売却者利益が受け取れる

事業を売却すると、売り手はまとまったキャッシュが得られます

たとえば売却額が1億円であれば、税金を引いても約8,000万円の利益を受け取ることが可能です。

SES企業の場合、M&Aの需要が高いので、他の業界と比較しても売却先が見つかりやすいと言えます。

そのため、アーリーリタイアを考えている経営者がM&Aを実施することが多いです。

引退してからの資金に不安があるなら、M&Aを活用しましょう。

メリット4.海外展開が行いやすくなる

メリット4.海外展開が行いやすくなる

海外への事業拡大を狙ったM&Aをする事例があります。

海外進出には新しく会社を開業する場合が多いですが、多くの費用や時間が必要です。

ですが、収益性が見込めるかが不透明なため、海外への進出は消極的な企業が多数でした。

しかし、自社を海外で業務を行っている会社に買ってもらえれば、リスクを抑えながら海外進出が果たせます。

自社サービスの海外展開を狙っている経営者であれば、検討するべきと言えるでしょう。

5.SES業界M&Aの成功事例5選

SES業界M&Aの成功事例5選

SES業界における、M&Aの成功事例を5つ紹介します。

  1. ナレッジスイートとビクタス
  2. ITbookとRINET
  3. データセクションとKAGネットワークソリューションズ
  4. トラスト・テックとMTrec
  5. アルプス技研とパナR&D

1つずつ、見ていきましょう。

成功事例1.ナレッジスイートとビクタス

成功事例1.ナレッジスイートとビクタス

最初に紹介するのは、ナレッジスイートとビクタスのM&Aにおける事例です。

2018年8月、ナレッジスイート株式会社はビクタス株式会社の買収を行いました。

買収されたビクタスは、高いIT技術力を有するSES会社です。

ナレッジスイートは働き方改革を促進や、営業活動における生産性の向上が行えるクラウドサービス事業を行っています。

IT人材の確保や収益基盤を拡大を狙ってM&Aを行い、今回のビクタスのSEも含めて継100名のSEを保有しました。

この事例からわかる通り、事業基盤の拡充を図りつつ、企業のさらなる発展を促すために買収を行うケースは非常に多いです。

ナレッジスイートは、この他にもSES企業の買収を発表しており、約1年間で売上規模が3倍、社員総数3倍と急成長しています。

今回の買収金額は3億1700万円で、雇用しているSEの多さやノウハウ、実績などから平均よりも高額となりました。

成功事例2.ITbookとRINET

成功事例2.ITbookとRINET

次に紹介するのは、ITbookとRINETのM&Aにおける売却事例です。

ITbookは、2018年9月にシステム開発を行っている株式会社RINETを買収しました。

買い手のITbookは、金業界の分野においてシステムコンサルティングサービスを展開する企業です。

設立当からグループなどに属することなく独立性と中立性を重視して事業展開を行っています。

売り手のRINETは、エンジニア派遣と受託開発を主軸とする企業です。

近年では、AIやIoT向けのシステム開発に注力していました。

ITbookは新分野への進出を狙っており、RINETを足掛かりに新規参入を狙って買収したのです。

本事例も、事業拡大を行うための買収ケースとしてよく例に挙げられます。

ITbookは、M&Aを繰り返して事業拡大を行っている企業です。

買収金額は1億円と平均的な金額であり、新分野への進出と既存事業との相乗効果で業績向上を狙っています。

成功事例3.データセクションとKAGネットワークソリューションズ

成功事例3.データセクションとKAGネットワークソリューションズ

3つ目に紹介するのは、データセクションとKAGネットワークスソリューションズのM&Aにおける事例です。

株式会社データセクションは、2018年1月にKAGネットワークスソリューションズを買収しました。

売り手のKAGネットワークスソリューションズは、大手金融機関の基幹システム向けの運用保守などの業務を行っている会社です。

受託企業に常駐して開発等を行っており、受託企業の売上利益を向上させるような経営を行っています。

買い手のデータセクションは、AIソリューションを提供する企業です。

データセクションがKAGネットワークスソリューションズの事業を承継することにより、安定した収益を目指しています。

この事例は、他社の持つ技術力の獲得と事業承継のために株式を取得したケースです。

この買収によって、両企業の人材交流が生まれ、ノウハウの交換など技術的な面での向上が図れます。

またデータセクションの持つAIソリューションを活用することで収益を適正な開発事業に再投資することが可能です。

これにより財務基盤が強化できるため、経営の安定化が図れます。

買収金額は1億5,000万円と平均価格での取引でした。

成功事例4.トラスト・テックとMTrec

成功事例4.トラスト・テックとMTrec

4つ目に紹介するのは、トラスト・テックとMTrecのM&Aにおける事例です。

株式会社トラスト・テックは、2016年8月にMTrecを買収しました。

売り手のMTrecは、イギリスの製造領域を中心に人材派遣を行っている企業です。

日系企業を含む大手自動車部品メーカーなどと強固な取引基盤を持っています。

買い手のトラスト・テックも、人材派遣サービスを行っている企業です。

MTrecを基点として欧州展開を行い、事業拡大を行おうとしています。

この事例は、海外への事業拡大を行うために買収したケースとして有名です。

MTrecはイングランド北東部に本社を置いており、さまざまなメーカーが工場をかまえています。

この需要を獲得し、実績を作ったうえで欧州地域への事業拡大を検討しています。

この取引では初めに14億4,000万円が支払われ、2018年までの業績目標達成率から追加で最大8億6,900万円が支払われるM&A買収方法が使われてる事例です。

成功事例5.アルプス技研とパナR&D

成功事例5.アルプス技研とパナR&D

最後に紹介するのは、アルプス技研とパナR&DのM&Aにおける事例です。

株式会社アルプス技研は、2016年6月に株式会社パナR&Dを買収しました。

買い手のアルプス技研は、大手製造業企業に高度な技術サービスが行えるエンジニアを提供している企業です。

売り手のパナR&DもSES企業ですが、こちらは自動車分野に強みを持っています。

両者とも売上高は毎年前年を更新しており、勢いのある企業です。

アルプス技研はさらなる業務拡大を行うために、今回の買収を行いました。

この事例は、業績が好調なSES企業同士におけるM&Aの成功事例です。

今回の買収によってアルプス技研はさらなる事業拡大と強化を行うことができました。

その結果、2018年12月期の業績は過去最高を更新したのです。

買収価格は12億円と高額でしたが、業績が急速に伸びているため費用対効果は非常に高いことがわかります。

以上が、SES業界M&Aの成功事例5選でした。

このほかにも、SES業界M&Aの事例は多く、国内外の企業が積極的に買収を行っています。

※他の業種も含めた事例はこちら
M&A事例50選!成功への鍵を徹底解説!【2020年最新版】

6.M&Aで買収すべきSES企業の4つのポイント

M&Aで買収すべきSES企業の4つのポイント

SES企業におけるM&Aの買収時に確認するポイントは、以下の4つです。

  1. 既存言語や技術に深く精通している
  2. 海外企業との取引を行っている
  3. 専門知識を持ったSEを有している
  4. 有益なシステムなどを持っている

順番にポイントを見ていきましょう。

ポイント1.既存言語や技術に深く精通している

ポイント1.既存言語や技術に深く精通している

既存言語や技術に深く精通している方が、さまざまな企業からの依頼に対応できます。

特に大手企業では、不安要素が多い新言語や新技術を避ける傾向があり、中小企業でも大手企業にならって新言語や技術を使用しないことが多いです。

そのため、成熟した言語・技術を高度に活用できるSES企業が重宝されます。

また、一般的に使われている言語や技術なら、SEの育成にかける時間が新言語等に比べて短く済むため人材不足を短期間で解消可能です。

SES企業を買収する際には、既存言語・技術への精通度に注目して売り手を選んでください。

ポイント2.海外企業との取引を行っている

ポイント2.海外企業との取引を行っている

海外企業と積極的に取引を行っているSES企業は、事業拡大に大きく貢献します。

日本国内だけではライバル企業が多く、契約を取り合ってしまうため業績を伸ばし続けるのが難しいです。

海外にも取引先を増やすことで、ライバル企業とのバッティングを避けつつ安定した企業成長を目指すことができます。

また、大手企業の海外拠点をデジタル化するために、現地企業に依頼していました。

海外企業との取引があることで、国内外を統一規格でデジタル化できるため、大手企業からの依頼が増加します。

業績向上のためにも、海外企業と取引の多いSES企業を買収してください。

ポイント3.専門知識を持ったSEを有している

ポイント3.専門知識を持ったSEを有している

専門知識を持ったSEを有している場合は、今後の生き残りへの期待が強いです。

近年、AIやIoTなどの技術が伸びており、新たな付加価値として注目を浴びています。

しかし、多くの企業でそういったシステムを制御できる人材を雇っているわけではありません。

そのため、知識や経験が豊富な従業員が、取引先にとって役立つシステムやサービスの構築や運用ができれば、取引先からの需要が集まります。

また取引先企業は賃金の上昇や労働環境の改善などのため、社内に専門スタッフを設置することを避ける傾向が高くなっているのです。

これらの理由から、将来的に需要が拡大し続けるので、専門知識を持った人材の確保が求められています。

ゼロから教育を行うより、M&Aで経験を積んだ人材を獲得すると、費用の削減が可能です。

そのため、専門知識を有しているSES企業が見つかれば買収を狙うのが良いでしょう。

ポイント4.有益なシステムなどを持っている

ポイント4.有益なシステムなどを持っている

有益な特許や著作権を保有していることが、工数と費用を抑えた事業成長に繋げられます

SES業界で注目されているのは、AIを利用したサービスの開発やIoT製品です。

このような専門的な技術や製品内のコンテンツには特許権や著作権が含まれています。

しかし、これらを社内で制作する場合は、多くの工数と費用が必要です。

そこで、M&Aですでに特許や著作権を持つ企業の買収をすれば、工数や費用を最小限にして手に入れられます。

自社の成長や発展に必要な技術を得るために、相手企業が保有する特許や著作権について確認しましょう。

7.SES業界M&Aの最適な売り手の探し方

SES業界M&Aの最適な売り手の探し方

SES企業のM&Aにおいて売り手を探すなら、以下2つの方法が良いです。

  1. マッチングサイトを利用する
  2. MA仲介会社に依頼する

1つずつ、見ていきましょう。

探し方1.マッチングサイトを利用する

探し方1.マッチングサイトを利用する

SES企業の売り手を探す場合、マッチングサイトを利用しましょう。

全国に渡る案件を取り扱っており、希望する取引先が見つけやすいからです。

しかし、サイトによってはマッチングしか行わず、仲介などは行わないサイトもあるため注意してください。

仲介などのサポートを受けたい場合、M&Aを仲介会社に相談するべきです。

探し方2.M&A仲介会社に依頼する

探し方2.M&A仲介会社に依頼する

M&A仲介会社にサポートを依頼すると、安心してSES企業の売り手が見つけられます。

仲介会社は依頼者の要望に沿った売り手が見つけられるので、買収先選びで時間がかかることが少ないからです。

また、M&A専門の公認会計士や税理士などが在籍しているので、トラブルに対して柔軟に対応してもらえます

M&Aを行うSES企業の多くは、M&A仲介会社のサポートを受けながらM&Aを成功させています。

8.SES業界で押さえるべき4つの留意点

SES業界で押さえるべき4つの留意点

SES業界のM&Aの留意点は、以下の4つです。

  1. M&A完了まで時間が必要である
  2. 財務状況が誤っているとトラブルになる
  3. 従業員と雇用契約を再締結する場合がある
  4. SEの質を維持しなければ顧客離れにつながる

それでは順番に、留意点を紹介します。

留意点1.M&A完了までに時間が必要である

留意点1.M&A完了まで時間がかかる

SES企業のM&Aは、手続き完了までに時間がかかる場合が多いです。

買収先の選定や買収条件の決定、M&Aを行うための手続きには約1年ほどの期間がかかります。

しかし、事業拡大のために新事業を始める場合、従業員の育成や顧客獲得を含めると5年は必要です。

それに比べれば、M&Aは短い期間で行えると言えます。

なるべく早いM&Aを希望しているなら、早めにM&A仲介業者に依頼して手続きを進めてください。

留意点2.財務状況が誤っているとトラブルになる

留意点2.財務状況が誤っているとトラブルになる

財務状況は、正確な情報を売り手から提示してもらう必要があります。

正しい財務状況がわからなければ、後に隠れ債務が判明してしまい想定よりも低い利益になる可能性があるからです。

売り手は、売却を成功させるために経営状態が良く見える情報のみ提出する例があります。

しかし、与えられた財務情報が異なっていれば、想定する利益は回収できません。

ですので、財務状況はM&A専門の公認会計士や税理士が調査した信頼のおける情報を提出してもらいましょう。

留意点3.従業員と雇用契約を再締結する場合がある

留意点3.従業員と雇用契約を再締結する場合がある

M&Aの種類によっては、従業員との雇用契約を再締結する必要があります

M&Aの中でも事業譲渡であれば、SES事業のみが売買対象となるからです。

そのため、雇用契約は引き継がれず、従業員の再雇用が必要になります。

しかし、労働条件によっては買収した企業の従業員が再雇用を望まない可能性もあるでしょう。

ですので、従業員との雇用契約について、売り手企業と入念に相談をしておくべきです。

留意点4.SEの質を維持しなければ顧客離れにつながる

留意点4.SEの質を維持しなければ顧客離れにつながる

SEの質を維持しなければ、サービスの質も落ち、顧客離れに繋がります

買収後にSEへの教育や研修を行わなければ、他企業のSEと比較すると知識や技術で劣るようになるのです。

せっかく買収しても育成ができなければ、高度な作業が行えず依頼に対応できません。

ですので、買収後は、SEの教育に力を入れ顧客からの依頼に対応できるようにしてください。

9.SES業界のM&Aは仲介会社に相談しよう

SES業界のM&Aは仲介会社に相談しよう

SES企業におけるM&Aでは、M&A仲介会社を利用しましょう。

M&A仲介会社に相談すれば、M&A専門の公認会計士や税理士、弁護士が在籍しているため、M&Aにおけるトラブルを未然に防げます。

また、仲介会社が交渉を行ってくれるため、時間が取れなくても効率的にM&Aを進めることが可能です。

仲介会社はどこがいいの?とお困りであれば、M&A総合研究所』をまずはご利用ください。

実績と経験が豊富な専門家が揃っており、M&Aの完了まで平均3カ月から6カ月とスムーズに対応します。

さらに着手金や仲介手数料がかからない完全成果報酬型ですから、M&Aに必要な費用を極力抑えることが可能です。

詳しくは【M&A仲介会社BEST5を発表】有名企業5社を徹底比較!!で紹介しています。

SES企業のM&Aを成功させて、事業を確実に成長させましょう。

まとめ

SES業界のM&Aは、さまざまな業界が進出してくるため競争が激化していきます

SEの人材不足の中で、M&Aで買収をすれば規模拡大や専門性の高い人材を確保することが可能です。

ただし、今後需要や人材を取り合う業界のため、将来の経営を見据えるなら、早急にM&Aで買収する必要があります。

さらに、ただ企業を買収するだけでなく最適な売り手を見つけなければなりません。

SES業界で生き残るためにもM&A仲介業者に相談し、自社をより発展させましょう。