サロンM&Aで経営を安定させる!買収相場と成功事例5選を解説

サロンのM&Aについてお調べですね。

現在サロン業界全体の売り上げは少しずつ減っている状況にあります。

そのため今後、消費者のニーズをとらえ経営を安定させなければ、小さなお店の生き残りは厳しい状況にあるといえるでしょう。

しかしM&Aを行えば、経営基盤を整え固定客を確保することも可能です。

この記事ではサロン業界におけるM&Aのメリット、高額売却のためのポイントについて解説しています。

またサロン業界M&Aの成功事例も5つ紹介しているので、この記事を参考にM&Aを行って大切なお店と従業員を守っていきましょう。

目次

1.サロン業界の動向とM&Aの傾向

サロン業界に含まれるのはネイルサロンや痩身サロン、マッサージサロンなど様々で、サロンのジャンルが変われば顧客の性質も大きく変わります。

そのため「サロン業界全体がどうなっているのか」「サロン業界でM&Aは積極的に行われているのか」疑問にお思いの方も多いはずです。

しかしサロン業界全体の動向には、各業界に共通するものも多いと考えられています。

なので、業界全体の動向や今後を知れば自社の経営戦略にも生かすことが可能です。

ここからはサロン業界全体の動向や今後、M&Aの傾向について解説していきます。

M&Aの成功事例やメリットを見る前にチェックしておきましょう。

1-1.サロン業界の現状には売り上げ拡大の余地あり!

サロン業界の売上は微減しています

なぜなら、国内全体の人口が減少しているのに加え、サロン利用料金の低価格化が進んだためです。

しかしまだサロンの利用者が少なかった2002年の売上2,343億円に比べ、2016年には売り上げが3,572億円まで増加しているという経産省のデータがあります。

そのため顧客のニーズを把握し、固定客を確保すれば、小さなサロンであっても十分に売り上げ拡大の余地はあるとみて良いでしょう。

最近人気が高まっているのは、低価格帯のネイルサロンや脱毛サロンです。

しかし百貨店向けにメイクアップサービスなどを付けた高級サロンの展開も活発で、高品質なサービスを求める顧客も多くいると言えるでしょう。

また、昨今はメンズエステにも注目が集まっており、男性向けサロンの店舗数は増加しています。

1-2.サロン業界の今後は顧客ニーズを掴むことが肝心

 

現在サロン業界では低価格を売りにした店舗が増加し、今後も低価格、高品質なサービスが求められると言えます。

一方高品質なサービスを求める顧客も多いため、今後は高いサービスを売りにするか、価格を下げて多くの顧客を取るかの選択を迫られる店舗は増えていくでしょう。

しかしサロンの売上に大きな影響を及ぼすのは固定客の数です。

現在サロンを運営しているという方は店舗周辺に住む顧客候補の方がどんなサービスを求めているか、きちんと調査してから経営方針を決めることが肝心です。

また、今後人口減と共に売り上げが減っていくことを考えると、サロン関連の物販販売を積極的に行い施術以外の方法で利益を出すことも重要になってくるでしょう。

1-3.サロン業界M&Aの特徴と活用法

サロン業界では似たサロン事業を展開する企業同士のM&Aが多くなっています。

抱える店舗数の少ない中小企業であっても、事業拡大のためM&Aにおいて買い手に回ることも少なくありません

一方大手サロンの場合、事業の多角化や資金力の強化を目的とした異業種間のM&Aも行われています。

サロン業界ではM&Aだけでなく、居抜きの事例も多数あります。

しかし居抜きでの買収価格は低くなりがちなうえ、買収先企業との完全な経営統合を行うことはできません。

そのため、「経営基盤を安定させたい」「より高い金額でお店を売りたい」と考えている経営者は居抜きよりM&Aを選択した方が良いと言えるでしょう。

ここまで、サロン業界の動向とM&Aの傾向について解説してきました。

サロン業界の売上は今後減っていくとみられますが、顧客ニーズに合ったサービスを展開することで個人経営のサロンも十分生き残りが可能です。

特にM&Aを行えば資金面での不安も解消されるので、経営者の方はぜひM&Aを前向きに検討してください。

ここからはサロン業界におけるM&Aの買収価格相場について、解説していきますのでM&Aを検討中の方はぜひご一読ください。

2.サロンM&Aの買収価格相場

サロン業界のM&Aでは、店舗数や店舗の位置、売上高などによって買収価格が大きく異なります。

大手サロンを丸ごと子会社化するという場合、約54億円でのM&A成立事例もあります。

しかし、基本的にサロンの買収価格は一店舗当たり300~1,000万円前後が相場です。

優秀な従業員を複数抱えていたり、立地が有利な店舗は相場より高い価格でのM&Aもあります。

また、他事業の展開も行う中小企業が運営するサロンと個人経営のサロンでは買収価格が大きく異なってきます。

特に個人経営のサロンは買収価格が低い傾向にあり、譲渡価格200万円ほどのM&A成立事例もありました

また、出産や育児、介護などの事情で「金額は安くても早く事業を売却したい」と考える経営者も多く、相場より安い価格でM&Aが成立することも多いです。

以上、サロンM&Aの買収価格相場について解説してきました。

買収価格はサロンの売上や店舗数、従業員数によって大きく異なってきます。

なのでM&Aの際は紹介した価格は参考程度にして、買収先企業との合意を重視するのがおすすめです。

より高くサロンを売りつつ、買収先企業に良い印象を持ってもらえるよう、売却価格についての話し合いは慎重に進めましょう

ここからはM&Aでお店を売るメリットについて解説していきますので、M&Aをすべきか悩んでいる経営者の方はぜひ参考にしてください。

3.サロン業界M&Aにおける売り手側のメリット

サロン業界のM&Aにおける売り手側のメリットは以下の3つです。

今後サロン事業の売上は減少していくと予想されていますが、M&Aを行えば資金力を強めることが出来るため事業の拡大も可能になります。

ここからはそれぞれのメリットについて解説するので、大切なお店を残したいという方はぜひチェックしてください。

メリット1.後継者を見つけられる

M&Aを行えばサロンの後継者を見つけることができます。

経営者の年齢が比較的若いと言われるサロン業界ですが、良い後継者が見つからず廃業を考えている方も少なくありません。

特に個人経営のサロンの場合、自分の後を継げるような経営者が見つからず、困っている方も多いでしょう。

しかしM&Aを行うことで経営体制と経営者が変わるため、自分の会社の跡継ぎについての問題は解消されます。

会社が存続すれば、思い入れのあるお店だけでなく従業員の雇用も継続できるため、後継者問題に悩む経営者にとってM&Aのメリットは非常に大きいでしょう。

メリット2.個人保証や担保を解消できる

M&Aを行うことで、経営者が抱えている個人保証や担保を解消することが出来ます。

専門の美容器具など、開業時に高額な設備が必要となるサロン経営。

開業時にサロン設備を購入するため、自分の家や持っている不動産などを担保にした個人保証を行っている方は多いと言えます。

サロンの売上が良ければ個人保証に問題はないのですが、後継者に必ずしも負債を引き継げるわけではありません。

そのためサロンの売り上げが下がれば、リタイア後大きな負債を抱える可能性もあります。

しかしM&Aを行えば、買収先企業が個人保証や担保まで引き受けてくれるので、リタイア後の不安は解消されます。

個人保証として自宅などを担保に入れているという場合、サロンの売上が大きく下がる前にM&Aを行い、負債を解消しておくのがおすすめです。

メリット3.経営基盤を整えることができる

自社より資金力の強い企業とM&Aを行えば、買収先企業の安定した資金を利用し経営基盤を整えることができます。

せっかく地元から愛されているサロンでも、経営が安定しないことによりサービス継続が難しくなっているサロンは少なくありません

M&Aで資金を増やし、雇用を増大させれば固定客への割引サービスや、提供できる施術の拡大などさらなるサービスの拡充も目指せます

M&Aで経営を安定させ、引き続き地元で愛されるサロンを守り続けましょう。

以上が、サロンM&Aにおける売り手側のメリットでした。

中小サロン、個人運営のサロンでは特に後継者問題や資金不足による問題が起こりがちです。

しかしM&Aを行うことで店舗が抱える課題を解決し、今後さらにサービスや事業を拡大することも可能になります。

経営、特に資金面で悩みを抱えているなら、M&Aを積極的に検討していきましょう

ここからはM&Aにおける買い手側のメリットを紹介していきますので、M&Aのパートナー探しに役立ててください。

4.サロン業界M&Aにおける買い手側のメリット

サロン業界M&Aにおける買い手側のメリットは以下の3つです。

今後縮小が予測されるサロン業界ですが、消費者のニーズにこたえるため事業拡大を狙う買い手は多数存在しています。

ここからはそれぞれのメリットを解説するので、買い手の目的を理解し自社サロンの魅力を上手くアピールしましょう

メリット1.営業拠点・顧客を獲得できる

M&Aを行うことで買い手は売り手の店舗や顧客を丸ごと獲得できます。

今まで一つの地域でのみ店舗展開を行ってきた買い手も、M&Aにより売り手の店舗を手に入れれば低コストで新たな地域へと進出することも可能です。

また地元で人気のサロンを買収すれば、そのサロンについていた固定客も手に入れることができます。

サロン業界においては固定客の数や店舗数が非常に重要です。

そのためM&Aにより有望な店舗を買収すれば売上アップにもつながり、さらなる事業の拡大も目指せるでしょう。

メリット2.優秀な人材を確保できる

買収を行うことでエステティシャンやネイリストなど、売り手企業に勤める人材を確保することができます。

エステ業界において、エステティシャンなどの人材不足は大きな問題です。

自社でエステティシャンを募集することもできますが、M&Aを行えば自社で採用活動をする必要もなく、低コストで優秀なエステティシャンを手に入れることが可能です。

また、M&Aにより優秀な人材が増えれば、サービスを売りにしてさらに多くの顧客を呼び込むこともできるでしょう。

メリット3.事業の多角化が可能になる

M&Aという形でサロンを買収すれば、事業の多角化が簡単です。

今後売り上げ減が予想されるサロン業界ですが、サロンのジャンルによってはまだまだ大きな利益を生む可能性を秘めています

そのため新たにサロン業界へ進出しようと考える企業は少なくありません。

しかしサロンを始めるのに必要な人材、設備を全て一から調達するのは非常に大変です。

しかしM&Aを行えばサロン経営のノウハウに加え、開業に必要なものをまとめて入手できます

そのため事業の多角化を狙う企業にとって、M&Aのメリットは大きいと言えるでしょう。

以上がサロン業界M&Aにおける買い手側のメリットでした。

どんな事業を行っている買い手であっても、相手の目的をきちんと理解し自社をアピールすることでより有利にM&Aを進めることが出来ます。

M&A戦略のパートナー探しを行う際は自社のメリットだけでなく、相手がM&Aを行う目的にも注目してください。

ここからはサロン業界のM&A成功事例について解説していきますので、M&Aを成功させお店を守りたい方はぜひ参考にしてください。

5.サロン業界M&Aの成功事例5選

ここから紹介するサロン業界M&Aの成功事例は以下の5つです。

 

サロン業界では、同じ美容関係の事業を展開する会社同士の事例に加え、異業種同士のM&Aも増加しています

以下ではそれぞれの事例について解説していくので、M&Aの目的や会社の事業内容に注目し自社のパートナー探しに役立ててください。

成功事例1.RVHと不二ビューティ

最初に紹介するのは、RHVと不二ビューティの事例です。

2017年、広告事業などを手掛けるRHVはエステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を全国で運営する不二ビューティを54億円で買収、子会社化を行いました。

「たかの友梨ビューティクリニック」は、サロン業界で知らない人がいないほどの大手サロンブランドです。

そのため不二ビューティが自ら異業種の子会社となる決断をしたことは、大きなニュースになりました。

このM&Aの目的は、同じRHV傘下にあるサロン運営会社とのシナジー効果を狙ったものです。

RHY傘下には、若い女性を中心に人気の大手脱毛サロン、「ミュゼプラチナム」などがあります。

不二ビューティは今後も自身のブランドを守りつつ、異業種傘下でさらなる顧客獲得を目指していると言えるでしょう。

成功事例2.三越伊勢丹とソシエ・ワールド

次に紹介するのは、同じく異業種間のM&A、三越伊勢丹とソシエ・ワールドの事例です。

2016年、百貨店の運営などを行う三越伊勢丹HDは大手エステサロンを運営するソシエ・ワールドの全株式を取得すると発表しました。

ソシエ・ワールドは日本国内だけでなく上海や台湾にも店舗を展開している企業ですが、最終赤字が続いており、資金面の強化が必要な状況でした

また三越伊勢丹HDは今後美容サービス事業のさらなる展開を図るため、百貨店内に展開できるようなエステサロンを探していました

今回のM&Aではこうした両者の希望が一致し、さらなる事業の拡大と経営基盤の安定が実現したと言えるでしょう。

成功事例3.シーズHDとセドナエンタープライズ

次に紹介するのは、シーズHDとセドナエンタープライズの事例です。

「ドクター・シーラボ」のブランド名で系商品販売事業などを行うシーズHDは2017年、エステサロンを運営するセドナエンタープライズの株式を約40億円で取得し、子会社化することを決定しました。

シーズHDはエステサロン業界進出のため、2016年にもエステサロン運営を行っていたシーズ・ラボを子会社化しています。

そして今回、セドナエンタープライズを買収したのは、サロン事業のノウハウと人材獲得が目的です。

今後人材育成が必要と判断したシーズHDは業績拡大中のセドナエンタープライズを買収し、さらなるサロン事業の強化を目指しています。

また今回のM&Aによりセドナエンタープライズもドクターシーラボのノウハウを生かし、新規化粧品ブランドの開発及び販売を行うと見込まれています。

成功事例4.ファンケルとノイエス

ここから紹介するのは、ファンケルとノイエスのM&A事例です。

2009年、無添加化粧品の販売などを行うファンケルはエステティックサロン運営を行うノイエスの全株式を取得し、子会社化すると発表しました。

ファンケルはもともと化粧品開発・販売を行っていた企業でしたが、他美容関連事業を強化し無添加化粧品の良さを体感してもらいたいと考えていました。

すでにファンケルは一部でサロンの運営をスタートしており、今後さらにサロン事業を強化するため、今回のM&A実現に至ったと言えます。

またノイエスは、全国34店舗のエステサロンを展開する企業です。

今回のM&Aによりノイエスは経営基盤を強化するとともに、ファンケルの化粧品を使った新しい施術サービスの提供が可能になりました

今後ファンケルとノイエスはお互いの事業基盤強化に加え、新規サービスを展開することでさらなるシナジー効果を発揮していくでしょう。

成功事例5.アルテサロンHDとガブルス

最後に紹介するのは、アルテサロンHDとガブルスの事例です。

2007年、ヘアサロンなどの美容事業を展開するアルテサロンHDは関西圏、首都圏で複数のサロン事業を行うガブルスとの包括的業務提携を発表しました。

アルテサロンHDはこれまでもヘアサロンなどを買収し、美容関連事業の拡大を行ってきた大手企業です。

またガブルスは、リラクゼーションサロンに加え、百貨店向きのメイクアップサービス付き高級サロン、メンズサロンを運営しています。

今回のM&AでアルテサロンHDはガブルスが運営するメンズサロン「THE REVOWN」に注目し、「THE REVOWN」の運営と商標の独占的使用を決定しました。

今後メンズサロンは売り上げ拡大が予測されているサロン形態であり、アルテサロンHDとガブルスは業務提携によりメンズサロン事業のさらなる強化を行うとされています。

以上が、サロン業界M&Aの成功事例でした。

異業種間の大規模なM&Aもある一方で、同じサロン同士、今後の事業展開を目的としたM&Aも多いことが分かります。

ここで挙げた以外にも、中小企業同士のM&Aも多数行われている業界です。

なので、目的に合わせ自社に合ったパートナーを探すようにしてください。

ここからは紹介した成功事例をもとに、サロンM&Aで買い手が見るポイントを解説していきます。

「高値でお店を売却したい」という方はぜひチェックしてください。

6.サロンのM&Aで買い手が見るポイント

サロンM&Aにおいて買い手が見るのは以下の3点です。

今後効率的に事業展開していくため、大手サロンほど売り手に多くの条件を求めます。

ここからはそれぞれのポイントについて解説していくので、お店をより高い金額で買収してもらうため、ぜひチェックしてください。

ポイント1.固定客の数はどれくらいか

M&Aにおいて買い手が最も重視するのが、固定客の数とそのお客さんが生みだす売上の額です。

サロン業界において売上に直結するのはお客さんの数なので、定期的にお店へ通ってくれる固定客の数は非常に重要だと言えるでしょう。

そのため買い手は「多数の固定客を抱えるお店を買収したい」と考えています。

必要な固定客の数は客単価にもよりますが、一般的なサロンの場合お客さんが日に6人~7人来るというのが平均的な数値です。

そのため最低でも毎日6~7人の固定客を確保していれば、十分売り上げの見込めるサロンだと言えます。

固定客の数をもとに収益予測のデータを作り、きちんと利益を出せるお店であることを買い手に説明すれば、より高値での買収も狙えるでしょう。

ポイント2.コンプライアンスに違反していないか

買い手がM&Aの前にチェックするのが、売り手のコンプライアンスです。

エステ業界においては、資格を持たないエステティシャンが行って良い施術と、資格を持つ医師が行うべき施術が法律により細かく分けられています。

しかしエステサロンの中には、本来医師が行うエステティック業を、医師資格を持たないエステティシャンが行っているお店もあると言われています。

そうしたお店は医師法違反となり、コンプライアンス違反が判明すれば社会的に大きなペナルティを負うこととなります。

買い手はなるべく低リスクでM&Aを成功させたいと考えていますので、コンプライアンス違反をしているお店はまずパートナーとして選ばれません

自社の抱えるお店で「これはコンプライアンス違反ではないか」と思える事象があるならすぐに改善し、健全な経営体制を取っていることを買い手にアピールしましょう。

ポイント3.店舗が目立つ場所にあるか

買い手はM&Aの際、売り手の持つ店舗がどれだけ目立つ場所にあるかもチェックします。

大通り沿いや駅前など、店舗が人目に付く場所にあれば、店の名前を多くの人に覚えてもらえるものです。

特に大手サロンチェーンを運営する買い手は「自分のお店の名前をさらに売りたい」「サロンブランドの知名度をもっと上げたい」と考えています。

そのため立地の有利さを積極的にアピールすれば、M&Aを有利に進められるでしょう。

以上が、サロンM&Aで買い手が見るポイントでした。

買い手が求める条件は、M&Aの目的によっても異なりますが基本的にこの3点を押さえておけば、自社の魅力をアピールするのに役立ちます。

買い手から「ぜひ買収したい」と思われる企業になるため、経営の見直しを積極的に行っていきましょう

ここからは、サロンM&Aにおける留意点について解説していきますので、M&Aを成功させ、お店を守るためぜひチェックしてください。

7.サロンにおけるM&Aの留意点

個人経営の小さいサロンであっても、M&Aにより資金力を得れば売り上げを安定させることが可能です。

しかし、サロンのM&Aには以下の留意点もあります。

ここからはそれぞれの留意点について解説していきますので、M&Aを検討中の方は必ず確認してください。

留意点1.顧客が減る可能性がある

M&Aを行うことでお店のイメージが変わり、顧客が減るケースもあります。

特にブランドイメージが大きく変わるという場合、今までのイメージやサービスを好んでいた固定客が離れる可能性は非常に高いでしょう。

また、サービス重視から価格重視へと大きく方向転換してしまうと、高品質なサービスを求めていた顧客が離れるかもしれません。

M&Aを行う際には今後のブランドイメージや価格戦略について、買収先企業とよく話し合っておく必要があるでしょう。

留意点2.優秀な従業員が離れる恐れがある

経営統合により人員の再配置が行われた場合、M&A先企業の有力店舗に優秀なエステティシャンが引き抜かれる可能性があります。

また、労働条件や顧客の層が大きく変わる場合、優秀なエステティシャンが会社を離れてしまう恐れもあるといえるでしょう。

優秀なエステティシャンがお店からいなくなってしまうと、固定客が離れたりお店の従業員全体の技術力が下がってしまうこともあります。

M&Aでさらに自分のお店を発展させたいなら、今後の人事や労働環境について事前に確認を行いましょう

以上が、M&Aを行う際の留意点でした。

固定客や従業員は、サロンにとって欠かせない存在です。

M&A前に今後の事業方針などをきちんと買収先と確認し、大切なお店を守っていきましょう

最後に、M&Aを成功させるためのポイントについて解説していきます。

スムーズにM&Aを行うため、ぜひチェックしてください。

8.サロンのM&Aは仲介会社に相談しよう

M&A仲介会社を活用すれば、サロンの特性や規模、目的に沿ったパートナーを効率的に探すことが出来ます。

M&Aのパートナー探しから手続き、経営統合まで全て自社で行うのは非常に大変なことです。

M&A仲介会社に相談すれば、自社サロンを高値で買いたいと思っている企業に出会えるだけでなく、M&Aに伴い手続きもしっかりサポートしてくれます。

M&A仲介会社に相談して仲介をサポートしてもらう場合、成功費用は譲渡価格6,000万円以下のM&Aで350万円ほどとなっています。

しかし多くの仲介会社では無料相談ができますので、M&Aが不安な方は仲介会社に相談しましょう

M&A仲介会社に関しては、『【M&A仲介会社BEST5を発表】有名企業5社を徹底比較!!』で詳しく解説しています。

M&A仲介会社に相談すれば、さらに高値で買収を行ってもらえるよう経営、雇用、今後の方針に関するアドバイスをもらうことも可能です。

ブランドイメージや固定客が大切なサロン業界。

サロンのM&Aを行うなら、まずM&A仲介会社に相談し、今後の目標や店舗イメージに合わせたパートナーを探しましょう

まとめ

今後売上の減少が予測されるサロン業界ですが、顧客ニーズに合ったサービスを提供すれば十分売上を伸ばしていくことは可能です。

M&Aを行えば買収先企業の支援のもと安定した経営を行えるようになるため、資金面に不安を感じている方はM&Aを積極的に検討すべきだと言えます。

M&Aの際は仲介会社に相談し、自社の戦略に合ったパートナーを見つけるようにしましょう。