M&Aでホテルを売却するなら今がチャンス!異業種の買収も増加中!

M&Aでホテルを売却するなら今がチャンス!異業種の買収も増加中!

ホテルを誰かに引き継いでもらいたい」と、悩んでいませんか?

年齢的に続けることが難しい場合やホテルが老朽化してきた場合など、さまざまな理由で廃業を考えているかもしれません。

しかし、M&Aを活用することによって、廃業を選択する必要がなくなる場合があるのです。

ここでは、ホテルM&AのメリットやM&A成功事例、買い手の探し方などを紹介します。

希望に沿った相手に売却し、ホテルの廃業を回避しましょう。

目次

1.ホテルM&Aは積極的に行われている!

ホテルM&Aは積極的に行われている!

M&Aを活用したホテルの事業拡大や事業承継が、近年積極的に行われています。

これは、外国人旅行客の増加に伴う宿泊施設の需要が高まっているためです。

しかし、後継者がいないホテルや施設の老朽化に陥るホテル、宿泊客が飽和しているホテルなどさまざまな問題も現れました。

また、新しい宿泊体系である民泊の進出によって、多くのホテルで集客率と売り上げが減少しています。

そのような悩みを解決する手段として、M&Aに注目が集まっているのです。

経営難になっているホテルは、大手ホテルグループに買収されることで資金援助や経営コンサルティングなどの支援を受けることができます。

一方、宿泊客が飽和しているホテルでは、グループホテルに宿泊客を案内することができるため効率の良い運営が行えるようになるのです。

大手ホテルグループ以外も、新たにホテル事業に参入したい異業種の企業もM&Aで買収を行います。

ホテルの開業は、新規に立ち上げる場合、建物の建設や従業員の雇用、教育などで6億円から90億円ほどが必要です。

しかし、M&Aでの買収では少ない金額で開業することができるため、魅力に感じる買い手が増えています。

それでは実際に、どれくらいの金額でM&Aが行われているか、ホテルのM&A相場を見ていきましょう。

2.ホテルにおけるM&Aの売却価格の相場

ホテルにおけるM&Aの売却価格の相場

ホテルにおける売却M&Aの相場は、2,000万円から2億円程度です。

また高級ホテルの場合では、価格相場が5億円から20億円以上で売買されます。

この売却価格を具体的に決めるのは以下の3つの方法のいずれかです。

  •  売り手の土地や施設などの時価純資産額と営業利益3~5年分の合計で決める
  •  これまでのホテルM&Aの事例を参考にして決める
  •  売り手の現在の利益から将来獲得できる利益を評価して決める

これら3つのどの方法をとるのかで、売却価格が大きく変わります。

そのため実際にホテルをM&Aで売却する場合には、交渉するときの参考にするためにあらかじめ売却相場を専門家に依頼して算出しておいてください。

以上が、ホテルにおけるM&Aの売却価格の相場についてでした。

このように、業界全体でM&Aが活用され、今後も件数は増えていきます。

そこでM&Aにおける売り手と買い手それぞれのメリットを確認していきましょう。

3.ホテルM&Aの売り手のメリット

ホテルM&Aの売り手には、以下の4つのメリットがあります。

ホテルM&Aの売り手のメリット

売り手のメリットは、廃業を回避しホテルの経営を安定して続けられることです。

それでは、順番に売り手のメリットを見ていきましょう。

メリット1.後継者を見つけられる

メリット1.後継者を見つけられる

売り手のメリットは、後継者問題を解決できることです。

ホテルを売却することで、大手ホテルグループや売却先の企業が経営権を引き継ぎます。

ホテル経営のプロや今まで会社の経営に携わっている人材に事業を引き継ぐため、安心して任せることができるのです。

特に中小ホテルの経営者のほとんどは、後継者を身内にしようと考えます。

しかし、後継者が決まっていないホテルが全体の半数以上です。

その要因は、身内がホテル経営に興味がない場合や他の業種に就職している場合、経営について考え方が違う場合などだとされています。

もしも後継者がいないなら、M&Aでホテルを引き継いでもらうほうがあなたの考え方に合った後継者を選ぶことができるため効率的です。

メリット2.廃業を回避することができる

メリット2.廃業を回避することができる

M&Aで売却することにより、業績不振からの廃業を回避することができます。

廃業した場合、従業員の再雇用や施設の取り壊しなどで、多方面の関係者に対して影響が大きいです。

M&Aでホテルを引き渡す場合、従業員や施設もそのまま引き継いでもらえます。

従業員の移動や施設の取り壊しを行わなくても済むため、廃業に必要なコストも削減可能です。

メリット3.大手の傘下で安定したサービスが行える

メリット3.大手の傘下で安定したサービスが行える

売却後は、大手ホテルグループや新しくホテル業界に参入する企業の傘下で安定したサービスを行えるようになります。

なぜなら、買収企業の経営資源も活用できるようになるためです。

たとえば、売却先から資金提供を受けられるため、事業が行いやすくなります。

また、老朽化した施設の改装や新たな人材の採用、労働条件の改善などもできるため、宿泊客や従業員の増加がしやすいです。

さらに、売却先のホテルと連携することができ、新たなサービスやプランを提供することも可能です。

これまで取りこぼしていた多くの需要をおさえられるので、業績も良くなり安定した経営が行われます。

メリット4.売却利益が得られる

メリット4.売却利益が得られる

事業を売却することで、売り手は引退時に現金を得ることができます。

売却額が1億円だった場合、税金を引いても約8,000万円の利益を受け取ることが可能です。

ホテルはM&Aの需要も高まっているため、売却先との交渉で売却価格を高くすることもできます。

そのため、アーリーリタイアを行いたい経営者もM&Aを実施することが多いです。

以上が、ホテルM&Aの売り手のメリットについてでした。

売り手にはさまざまなメリットがありましたが、実は買い手にも多くのメリットがあります。

次は、買い手側のメリットも確認しておきましょう。

4.ホテルM&Aの買い手のメリット

ホテルM&Aの買い手は、以下の3つのメリットがあります。

ホテルM&Aの買い手のメリット

買い手のメリットは、ホテル経営と業績が改善できることです。

それでは、順番に相手のメリットを説明します。

メリット1.人気観光地へ進出できる

メリット1.人気観光地へ進出できる

人気観光地で営業を行っていたホテルを買収すれば、低リスクで高立地の場所に新規参入できます。

人気観光地はすでにホテルが多く建っていて、新規参入のための土地が空いていないことが多いです。

しかし、M&Aを行えば、そのような人気な土地にあるホテルを買い取って事業を始められます。

さらに、すでに収益状況もわかった上で事業を始められるのも大きなメリットです。

また、新規にホテルを設置するための費用も必要がなく、コストを抑えることができます。

メリット2.新たな客層を獲得できる

メリット2.新たな客層を獲得できる

新しくホテルをM&Aで買収することで、新たな客層を取り込むことができるため相乗効果で業績を向上させられるのもメリットです。

M&Aをすれば買収したホテルの固定客をそのまま手に入れられます。

この固定客の情報は、今までの事業にも活用可能です。

たとえば、買収したホテルの過去の顧客に、自社のホテルを提案するメールを送ることもできます。

また顧客が増えればホテルブランドを宣伝することにも繋がるため、新たな需要を生み出しやすいです。

買収したホテルと既存のホテルの双方で新たな顧客の開拓が可能となるため、何年も必要とする事業成長を速やかに行うことができるようになります。

メリット3.新規設立のコストを削減できる

メリット3.新規設立のコストを削減できる

既存のホテルを買収した場合、施設や人材をそのまま引き継ぐことができるため新規設立のコストを削減できます。

ホテルを開業するには、施設の設置や従業員の募集、宿泊客の獲得などさまざまな準備を行わなければなりません。

しかし、各種準備には多額の費用が必要なため、開業にはリスクが付きまといます。

開業の費用は、ホテルの設置や従業員の募集広告、集客のための広告などで安くても8,000万円以上は必要です。

M&Aでは、すでに行われているホテルを買収するため、各種準備費用や参入リスクを抑えることができます。

特に、M&Aで買収する場合500万円程度から行え、リフォーム費などを支払っても新設するのに比べて格段に安く事業が始められるのです。

そのため、ホテルを新しく始めたい人がM&Aの買い手として見つかりやすいとされています。

以上が、ホテルM&Aの買い手のメリットについてでした。

買い手と売り手の双方にメリットがあるため、M&Aを実施する大手ホテルグループや異業種企業、個人が増えているのが現状です。

しかし、身近でM&Aが行われたことがなく、イメージがわかない人も多いのではないでしょうか。

ここで、ホテルM&Aの成功事例を見ていきましょう。

5.ホテルM&Aの成功事例3選

ホテルのM&Aでは、以下の3つが成功事例として挙げられます。

ホテルM&Aの成功事例3選

さまざまなパターンがあるため、売却するときの参考にしてください。

それでは順番に成功事例を紹介します。

成功事例1.大江戸温泉物語とホテル木曽路のM&A

成功事例1.大江戸温泉物語とホテル木曽路のM&A

最初に紹介するのは、大江戸温泉物語とホテル木曽路のM&Aによる売却事例です。

ホテル木曽路は、事業再生のために大江戸温泉物語に売却されました。

ホテル木曽路の元運営会社は、ドライブインやキャンプ場、別ホテルなどを経営していた会社です。

しかし、2014年の土石流災害や噴火の影響により、ドライブインを閉鎖したことや利用者の低下により資金繰りが困難となりました。

そのため、元運営会社はホテル事業の再生を目指し、大江戸温泉物語に売却を決めたのです。

この事例から分かる通り、大手ホテルグループが経営の立ち行かなくなったホテルや旅館を買収することが増えているのです。

大江戸温泉物語は、経営が難しくなった地方の温泉旅館を取得し、再生するビジネスで成長を続けています。

買い手は、買収したホテルや旅館に資金を投入し、格安ホテルや旅館として事業を継続することが多いです。

成功事例2.温故知新と海里村上のM&A

成功事例2.温故知新と海里村上のM&A

次は、温故知新と海里村上のM&Aによる売却事例です。

海里村上は九州で指折りの名旅館として経営していましたが、温故知新へ売却されました。

理由は、前オーナーが体調不良により引退を決意したことによる、後継者不在です。

そこで前オーナーの意向により、「海里村上の良さを理解し、さらに磨き上げる人材」への売却が進められました。

温故知新は、ミシュランガイドに掲載されている国内系唯一の最高評価ホテルを運営しています。

温故知新は、前オーナーの大切にしていた海里村上の建物やスタッフ、取引先などをそのまま引き継ぐ方針を示し、売却先に選ばれました。

この事例から分かる通り、売り手側は希望に沿った売却先を選択することができます。

これまでの経営方針や従業員、取引先などを変えることなく、あなたと考え方を同じとする人に引き継ぐことが可能です。

したがって、M&Aによってホテルの雰囲気が大きく変わるのではないかと心配する必要はありません。

成功事例3.ニトリと銀鱗荘のM&A

成功事例3.ニトリと銀鱗荘のM&A

最後に、ニトリと銀鱗荘のM&Aによる売却事例を紹介します。

銀鱗荘は、北海道小樽市にある歴史的評価の高い旅館です。

しかし、平日の稼働率が悪く、施設の修繕や人件費に資金を回すことが難しくなっていました。

そのため、施設の老朽化と人材不足に陥っていたのです。

そこでM&Aで売却先を募集したところ、家具業界最大手のニトリが買い手として名乗りを挙げました。

ニトリは、観光事業に参入したいと考えていたため、創業の地でもある小樽の老舗旅館のM&Aに積極的に乗り出したのです。

この事例からわかる通り、異業種がホテル事業に参入するために買い手として現れます。

そうなると、多額の資金投入が行われることが多いため、ホテルや労働条件、労働環境の改善が可能です。

したがって、買い手を探すときは同業者以外も候補に入れるのが良いでしょう。

以上が、ホテルM&Aの成功事例3選でした。

このようにM&Aでの売却は多くのホテルで行われています。

その中でもより買い手が見つかりやすいようにするためには、次に紹介するポイントを意識してください。

6.M&Aで売れるホテルの4つのポイントとは?

ホテルのM&Aで買い手がチェックするのは、以下の4つのポイントです。

M&Aで売れるホテルのポイントとは?

これらのポイントを押さえている場合、ホテル事業の買い手がスムーズに見つかる可能性が高いです。

それでは順番に、チェックするポイントを見ていきましょう。

ポイント1.観光地にアクセスが良い

ポイント1.観光地にアクセスが良い

観光地へのアクセスが良いホテルは、非常に魅力的なホテルです。

観光地に新しくホテルを建てたい企業は多いですが、すでに土地が無い場合が珍しくありません。

また、自治体によってはホテルを新しく建てることが規制されていることもあります。

したがって、観光地にすでに建てられているホテルは買い手がつきやすいです。

観光地に隣接していると、特に移動の難しい高齢者や家族での宿泊客の需要が高まります。

なので売り手へは、観光地へのアクセスの良さをアピールしてください。

ポイント2.特徴的な設備がある

ポイント2.特徴的な設備がある

ホテルを売却する場合、特徴的な設備を持っていると買い手の目につきやすいです。

最近では物自体の価値が薄まり、体験などのコト消費が注目されています。

そこで、宿泊でも貴重な体験ができることが魅力の1つとなっているのです。

具体的には、天然温泉や優雅な自然、非日常を体験できるプランなどが挙げられます。

SNSの流行もあり、このようなコト消費が行える場所やプランの需要が格段に増加中です。

そこで、大手ホテルグループや新規進出企業は特徴的な体験ができるホテルを求めています。

あなたのホテルの特化している部分を具体的に提示して、買い手へのアピールに繋げてください。

ポイント3.インバウンドに対応できる

ポイント3.インバウンドに対応できる

訪日観光客も年々増加しているため、インバウンド対応ができると買い手が付きやすいです。

インバウンド対応ができると、訪日観光客の予約や接客がスムーズに行えるため団体での宿泊も見込めます。

さらに、さらにそういった訪日観光客は、言葉に困らず旅行が楽しみたいため常連客として定着することが非常に多いです。

またM&Aで買い取った企業も新しくスタッフなどを雇う必要もないため、コストを削減できます。

インバウンド対応を行っているなら、すぐに買い手から声がかかるはずです。

ポイント4.独自の集客システムを持っている

ポイント4.独自の集客システムを持っている

ホームページやアプリなどの集客システムを、独自で持っているとM&Aでは有利です。

近年、ホテルの宿泊予約はウェブから行われる割合が、6割近くまで上っています。

しかし、大手ホテル予約サイトに掲載していると、高額なコストがかかりやすいです。

そこで独自の集客システムを持っていると、システムの維持や改修の費用だけで済みます。

したがって、コストを抑えたい買い手は、システムを持ったホテルを買収したがるのです。

また、すでに買い手がシステムを持っていても、連携させることで新たな顧客の獲得に繋げられます。

集客システムを持っているなら、ホテルの特徴として必ず紹介してください。

以上が、 M&Aで売れるホテルのポイントについてでした。

「ポイントもわかったし実際にホテルのM&Aを行いたい」と思った人も多いはずです。

そこで次は、ホテルM&Aでの買い手の探し方について紹介します。

7.ホテルM&Aの最適な買い手の探し方

ホテルM&Aでの買い手の探し方は、以下の5つが主流です。

ホテルM&Aの最適な買い手の探し方

それぞれ特徴があるため、あなたに合った探し方を活用してください。

それでは順番に、案件の探し方を紹介します。

探し方1.知人に紹介してもらう

探し方1.知人に紹介してもらう

一番身近なM&Aの買い手の探し方は、知人に紹介してもらうことです。

経営者同士のつながりから、買い手を探すことができます。

しかし、紹介してもらった買い手が、あなたが求めるような相手ではない可能性も少なくないです。

またM&Aの知識を持っていることも多いため、交渉が難航することがよくあります。

したがって、専門家に頼りながら手続きを進めていくことになるでしょう。

探し方2.M&Aセミナーに参加する

探し方2.M&Aセミナーに参加する

自分でM&Aの買い手を見つけるなら、M&Aのセミナーに参加するのも一つの手です。

M&Aのマッチングサイトや仲介会社が開催するセミナーのため、買収を行いたい経営者などが参加しています。

その他にも、M&Aで会社を売却したいと考えている売り手の経営者も勉強のために出席していることがあるのです。

そういった人と仲良くなり、M&Aの交渉を進めていきます。

しかし、あなたの希望に沿った取引相手が現れる保証がないところがデメリットです。

また、ホテルのM&Aの買い手が、セミナーに参加していることが少ない場合もあります。

そのような場合には次から紹介する専門家や窓口などで探してください。

探し方3.公共機関を利用する

探し方3.公共機関を利用する

M&Aの買い手は、公共機関でも紹介してもらうことが可能です。

全国にある商工会議所や事業引継ぎ支援センターが窓口となります。

東京商工会議所や大阪商工会議所といった各都道府県の商工会議所が、M&Aの相談や引き継ぎの相談に対応してくれるのです。

しかし、事業引継ぎ支援センターは拠点が11か所と限られています。

なので、近くに事業引継ぎ支援センターがなければ商工会議所に行ってください。

ただし、M&Aの案件すべてに強いわけではなく、適切な相手を探すことができない可能性があります。

したがって、商工会議所などに相談しながら次に紹介するマッチングサイトを利用するのが良いでしょう。

探し方4.マッチングサイトを利用する

探し方4.マッチングサイトを利用する

ホテルのM&Aの買い手を広く探したい場合には、マッチングサイトを利用するべきです。

全国のさまざまな案件を取り扱っているため、希望する取引先が見つけやすくなっています。

そしてパソコンなどからいつでも案件を探すことができ、忙しくて時間がないときでも活用可能です。

しかし、サイトによってはマッチングしか行わず、仲介などは行わないサイトもあるため注意してください。

仲介なども一括して行ってほしいなら、M&Aを仲介会社に依頼しましょう。

探し方5.M&A仲介会社に依頼する

探し方5.M&A仲介会社に依頼する

もっとも安心してホテルのM&Aの買い手を探せるのは、M&A仲介会社に依頼する方法です。

仲介会社は、依頼者の要望に合わせた買い手を探せるため、売却先選びで時間がかかることが少ないとされています。

また、公認会計士や税理士、弁護士などが所属しているため、さまざまなトラブルにも対処してもらえるのが特徴です。

M&Aを行う多くのホテルは、M&A仲介会社を利用してM&Aを成功させています。

以上が、ホテルのM&Aの買い手の探し方についてでした。

しかし、実際にホテルのM&Aを行う場合には、気を付けなければならない点がいくつかあります。

次では、M&Aを行う上での留意点を見ていきましょう。

8.ホテルM&Aを成功させるなら留意点を押さえるべき!

ホテルのM&Aでは、以下の3つの留意点に気を付けなければなりません。

ホテルM&Aは留意点を押さえるべき!

これらの留意点を押さえておかなければ、M&Aでの売却が失敗に終わる可能性があるのです。

それでは、順番に留意点を紹介します。

留意点1.M&A完了まで時間がかかる

留意点1.M&A完了まで時間がかかる

ホテルのM&Aは、手続き完了までに時間がかかる場合が多いです。

一般的な会社のM&Aは半年ほどで手続きが完了しますが、ホテルのM&Aでは1年程度はかかってしまいます。

これは、ホテルのM&A案件が一般の会社と比べて少ないためです。

また、ホテルのM&Aでは行政機関への手続きも必要です。

したがって、M&A完了までの期間が長くなります。

M&Aを検討しているなら、早めに仲介業者などに依頼して手続きを進めてください。

留意点2.財務状況を誤るとトラブルになる

留意点2.財務状況を誤るとトラブルになる

財務状況については、事前に整理しておき正確に買い手に開示しなければなりません。

この財務状況が正しく買い手に伝わっていない場合、あとから買い手に訴えられる場合があります。

買い手は、あなたから伝えられた情報をもとに将来的な利益などを算出するのです。

しかし、与えられた財務情報が間違っていた場合、想定した利益を回収できないことになります。

これにより、契約時に財務状況が正確だと保証する表明保証に違反するとして、買い手側から訴えられてしまうことに繋がるのです。

そうならないためにも、財務状況については公認会計士や税理士に調査を依頼してください。

留意点3.許認可の取り直しが必要な場合がある

留意点3.許認可の取り直しが必要な場合がある

M&Aでホテルを売却する際、M&Aの方法によっては許認可が引き継げないことがあります。

そうなると、買い手は許認可を取り直さなければなりません。

ホテル開業時の法律や規制では簡単に許可が取れたとしても、現在では要件が改定されて許認可の取得が難しくなっている場合も多いです。

そのためM&Aでの交渉の際に、買い手側は許認可の取り直しを理由にホテルの価値を低く見積もって、買収金額を引き下げる可能性があります。

そのため、事前に想定していた売却額より少額での売買になることも珍しくありません。

なので、許認可を引き継げる方法でのM&Aを提案するなどして、売却価格の値下げを防いでください。

以上が、ホテルM&Aの留意点についてでした。

留意点を確認しても、M&Aの契約は専門知識が必要なため自社だけで成功させるのは非常に難しいとされています。

必ず成功させたいなら、M&A仲介会社を利用してください。

9.ホテルのM&Aは仲介会社に相談しよう

ホテルのM&Aは仲介会社に相談しよう

ホテルのM&Aでは、M&A仲介会社を利用するべきです。

M&A仲介会社に相談すれば、公認会計士や税理士、弁護士が在籍しているため、M&Aにおけるトラブルを回避することができます。

また、仲介会社が交渉を行ってくれるため、時間をさけない場合でも効率よくM&Aを進められるのです。

M&A仲介会社に支払う費用は、着手金や中間報酬、成功報酬の3つが主となります。

着手金と中間報酬はM&A交渉が失敗しても返金されない費用です。

これらの費用は100万円ほどが相場ですが、中には着手金と中間報酬を無料にしている仲介業者もあります。

成功報酬の算定は、取引金額に一定の値を掛けて算出する方式が多いです。

仲介会社ごとに、金額が異なってくるため事前に仲介会社に確認してください。

M&A仲介会社に関しては、『【M&A仲介会社BEST5を発表】有名企業5社を徹底比較!!』が参考になるはずです。

複数を比較することで費用を抑えることもでき、自分にあった仲介会社を選択できます。

ホテルのM&Aで発生するトラブルを回避し、手続きを成功させるためにも必ずM&A仲介会社に依頼するべきです。

ホテルのM&Aを成功させて、今後の発展を見守りましょう。

まとめ

ホテルのM&Aは近年増加しており、大手ホテルグループや異業種の企業が買い手として現れています。

M&Aをすれば後継者問題に悩むこともなくなり、早期のリタイアが可能です。

あなたのホテルが魅力的なら、買い手が見つかる可能性は十分にあります。

ただしM&Aは専門的な知識が必要なため、M&A仲介業者に相談して売却を成功させましょう。