
ネイル・まつエクサロンは若い女性を中心に人気があり、市場拡大が続いています。参入障壁の低さから新規参入する事業者も増えており、顧客獲得の競争が激化してします。
そのため、より優秀なスタッフを獲得して売上拡大を図るため、ネイル・まつエクサロンではM&Aも活発に行われています。
ネイル・まつエクサロンのM&A事例10選

ネイルサロンとは爪の手入れや装飾などを行うサービスを指し、まつエクサロンとはまつげエクステンションサロンを略した言葉で、 人口まつげの装飾などを行うサービスを指します。
ネイルサロン・まつエクサロンとも、近年賑わいをみせている業界であり、他業種からの新規参入やM&Aが相次いでいます。この章では、ネイル・まつエクサロンのM&A事例10選を紹介します。
- TBHによるNexiaのネイル・まつエクサロン10店舗のM&A
- 米PCE社によるナインルーツのM&A
- リクルートホールディングスによるTreatwell社(オランダ)のM&A
- ヤマノホールディングスによるみうらのM&A
- レイフィールドと日本産業推進機構の資本業務提携(M&A)
- RVHによる不二ビューティのM&A
- G.PホールディングスによるミュゼプラチナムとフジビューティのM&A
- インテグラルによるコンヴァノのM&A
- ヒューマンホールディングスによるダッシングディバコーポレーションのM&A
- ラ・パルレによるK-twoエフェクトのM&A
1.TBHによるNexiaのネイル・まつエクサロン10店舗のM&A

https://rich-to.com
2019年、鉄人化計画の完全子会社であるTBHは、Nexiaのネイル・まつエクサロンの事業譲受をしました。
鉄人化計画は「カラオケの鉄人」をはじめとする、アミューズメント施設運営事業を展開する企業であり、子会社のTBHはネイルサロンなどを運営しています。
Nexiaは、愛知県と岐阜県において、ネイル・まつエクサロン「Rich to」全10店舗を展開している企業です。
このM&Aにより、鉄人化計画は双方事業のシナジー効果の創出を図りつつ、事業エリアの拡大を企図しています。
2.米PCE社によるナインルーツのM&A

http://www.pce.jp/life-beauty
2018年、アメリカのPCE社は、ゴルフ・ドゥの連結子会社であるナインルーツの株式100%を取得し、完全子会社化しました。
ゴルフ・ドゥは、ゴルフショップ「ゴルフ・ドゥ!」を運営している企業で、ナインルーツ社はゴルフ・ドゥ傘下のもと、リラクゼーションサロン事業を展開していました。
一方の米PCE社は、美容関連用品や機器の企画・開発・販売などを営む企業です。かねてよりリラクゼーションや脱毛のビジネスへの関心が高かったPCE社は、ナインルーツの同事業に興味を持ち、M&Aを実行するに至りました。
このM&Aで、PCE社は既存のネイル事業とのシナジー効果の創出を図るとともに、リラクゼーションサロン事業の獲得による新事業の開始と新たな顧客層の囲い込みを展望します。
他方、ゴルフ・ドゥは、同社の売却によってグループ全体の経営資源の最適化を目指します。
3.リクルートホールディングスによるTreatwell社(オランダ)のM&A

https://beauty.hotpepper.jp
2015年、リクルートホールディングスは、イギリス連結子会社を通じて、オンライン美容予約サービス事業を手がけるTreatwell Holdings B.V.(オランダ)の株式100%を取得し、子会社化しました。取得価額は約48億9000万円です。
Treatwell社は、オランダ・ベルギー・ドイツでオンライン美容予約サービス事業を展開しており、同地域の美容室やネイル・まつエクサロンなどに対してプラットフォーム提供を行っています。ヨーロッパの美容予約市場では、第2位の地位を確立している優良企業です。
リクルートホールディングスは、自身のもつHotpepper Beautyなどのノウハウと、Treatwell社が有する美容予約サービスの融合を行うことで、事業拡大および最適化を目指します。
4.ヤマノホールディングスによるみうらのM&A

http://www.yamano-hd.com
2018年、ヤマノホールディングスは、ネイルサロン事業を営むみうらの株式100%を取得し、完全子会社化しました。
ヤマノホールディングスは、スポーツ用品の販売、和洋装品・寝装品・貴金属・宝石・毛皮製品等の加工及び販売、 健康関連の各種器具の販売、美容室の運営など、多岐にわたる事業を展開しています。
一方のみうらは、東京都内でネイルサロン3店舗を運営する中小企業です。ヤマノホールディングスは、かねてよりネイル・まつエクサロンなどの新ブランド店舗の出店拡大を計画しており、本件M&Aによって当該計画の遂行と新事業の創出を目指しています。
5.レイフィールドと日本産業推進機構の資本業務提携(M&A)

https://rayfield.jp
2018年、投資ファンドの日本産業推進機構は、傘下の会社を通じて、ヘアサロンやネイル・まつエクサロン等の運営事業を営むレイフィールドと資本業務提携を結びました。
レイフィールドは、「RAY Field」ブランドで全国各地にヘアサロン・ネイルサロン・まつエクサロンなどを50店舗以上を展開する、トータルビューティーサロンです。
日本産業推進機構は、独自の経営支援パッケージの提供などを通じて、レイフィールドの企業価値向上のサポートを行う計画です。
6.RVHによる不二ビューティのM&A

https://ma-navi.info/wp-admin/post.php?post=18573&action=edit
2017年、美容事業を展開するRVHは、「たかの友梨ビューティクリニック」の運営会社である不二ビューティの株式100%を取得し、完全子会社化しました。
不二ビューティの株式19万株のうち12万8600株を株式譲渡により取得し、残り6万1400株を株式交換により取得しました。
不二ビューティは、「たかの友梨ビューティクリニック」ブランドのもと、フェイシャルやネイル・まつエクサロンなどを100店舗以上展開する大手エステサロンです。
対するRVHも、主力の美容事業において、美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開する大手企業です。
本件M&Aにより、RVHはネイル・まつエクサロンやメンズエステなどの多様なサービス展開を加速し、競争力強化を図ります。
7.G.PホールディングスによるミュゼプラチナムとフジビューティのM&A

https://musee-pla.com
2020年、G.Pホールデイングスは、脱毛サロンを展開するミュゼプラチナムと、フェイシャル・ネイル・まつエクサロンなどを営む不二ビューティの株式100%を親会社のRHVから取得し、完全子会社化しました。取得価額はミュゼプラチナムが21億2300万円、不二ビューティは57億3100万円です。
親会社であるRHVは、2016年にミュゼプラチナムを、2017年に不二ビューティをそれぞれ買収し、美容脱毛サロン「ミュゼプラチナム」、まつエクサロン「MAQUIA(マキア)」、総合美容サロン「たかの友梨ビューティクリニック」を傘下に収めました。
一定の成果は挙げていた一方で、ヘア・ネイル・まつエクサロンなどの各種美容サロンで競争が激化していること、人手不足が深刻であることなどを理由に事業売却(M&A)を決めました。
買収側のG.Pホールディングスは高野友梨氏が代表を務める会社であり、同氏からみれば「たかの友梨ビューティクリニック」を買い戻した形になります。
8.インテグラルによるコンヴァノのM&A

http://www.convano.com
2014年、独立系投資ファンドのインテグラルは、東京都内を中心にネイルサロンをチェーン展開するコンヴァノの株式を取得し、資本参加を果たしました。
コンヴァノは「FAST NAIL」「FAST NAIL LOCO」ブランドのもと、低価格ネイルサロン業界のリーディングカンパニーしての地位を築いています。
コンヴァノはインテグラルから資金面や経営面での各種サポートを受けることができるようになり、このM&Aをさらなる事業拡大の布石としたいと考えています。
9.ヒューマンホールディングスによるダッシングディバコーポレーションのM&A

https://www.dashingdiva.co.jp
2006年、教育事業・介護事業・スポーツ事業などを営むヒューマンホールディングスは、ダッシングディバコーポレーションからネイルサロン事業の営業権を譲り受けました。
ヒューマンホールディングスは事業譲受後、当該ネイルサロン事業の運営会社としてダッシングディバインターナショナルを設立し、グループ初となる美容事業をスタートさせました。
現在では、ネイルサロン運営のほか、各種コスメティック商品の企画・開発事業や、アメリカからの商品輸入事業なども行なっています。
10.ラ・パルレによるK-twoエフェクトのM&A

https://www.k-two.sc
2006年、エステティック事業や美容機器販売事業などを手掛けるラ・パルレは、ヘア・ネイルサロン運営を行うK-twoエフェクトの株式100%を取得し、完全子会社化しました。取得価額は13億円です。
K-twoエフェクトは、複合店舗「ir」やデジタルフォトスタジオ「GaLa」、ネイル・エステの併用施設「CORSO」ブランドのもと、大阪市や東京23区内に複数店舗を保有するヘア・ネイルサロン事業者です。
このM&Aを通じ、ラ・パルレは、双方の保有する事業ノウハウの共有や新サービスの開発による様々な面でのシナジー効果創出、さらなる事業拡大を図りました。
ネイル・まつエクサロン業界の現状

前章で紹介した事例をみてもわかるように、ネイル・まつエクサロン業界ではM&Aが活発に行われています。ここでは、ネイル・まつエクサロン業界の現状についてみていきましょう。
【ネイル・まつエクサロン業界の現状】
- 市場拡大が続いている
- 小規模・個人経営の店舗が多い
- 深刻な人手不足を抱えている
- 競争の激化が続いていく
1.市場拡大が続いている
ネイル・まつエクサロンとも需要は漸次増加傾向であり、国内店舗数やサロン利用者数は右肩上がりを続けています。
「ネイル白書2020」によれば、ネイルサロン業界は2005年の市場規模が428億円だったのに対し、2019年は1737億円(見込み)までその市場規模は拡大しています。
また、まつエクサロン業界も同様の拡大をみせており、現在のまつエクサロン業界は1200~1500億円程度まで市場が成長したといわれています。
2.小規模・個人経営の店舗が多い
ネイル・まつエクサロンは、他業界に比べて起業がしやすく、小さな店舗でも十分に可能性のある事業です。そのため、個人経営や中小企業のネイル・まつエクサロンが業界内の多数を占めています。
3.深刻な人手不足を抱えている
急速な市場拡大と競争激化が進んだことによって、ネイル・まつエクサロンの多くは深刻な人手不足を抱えています。
2016年にミュゼプラチナムを、2017年にたかの友梨ビューティクリニックを買収したRHVが、M&Aの数年後に両方の事業を手放した大きな要因の一つは、事業の担い手不足でした。
このことからもわかるように、ネイル・まつエクサロン業界全体では深刻な人手不足問題が蔓延しています。
4.競争の激化が続いていく
ネイル・まつエクサロン業界の特徴として、起業しやすいということが挙げられます。しかし、これは言い換えると、参入障壁が低いあるいは過当な競争を生み出しやすいということになります。
次から次へと新規参入が相次ぐことが予想されるため、激しい価格競争は今後も続くと考えられ、広告費などへの継続出費がますます必要になる可能性もあるでしょう。
ネイル・まつエクサロンのM&A動向

近年市場が急拡大してきたネイル・まつエクサロン業界は、今後も拡大が続くと見込まれていますが、人手不足と競争激化という課題に直面していることがわかりました。
このようななか、ネイル・まつエクサロン業界のM&A動向はどのようになっているのでしょうか。ここでは、以下4つの観点からネイル・まつエクサロンのM&A動向をみていきます。
【ネイル・まつエクサロンのM&A動向】
- 大手・中堅チェーン店によるM&Aの増加
- 立地条件の良い店のM&Aも盛ん
- 優秀な人材・顧客を求めたM&Aも増えている
- 新規参入も増えている
1.大手・中堅チェーン店によるM&Aの増加
近年では、比較的大規模のチェーンを保有するネイル・まつエクサロンによるM&Aが増加しています。
ネイル・まつエクサロン業界全体が抱える人手不足や競争激化への対策として、M&Aが活用されるケースが多くみられるようになっています。
2.立地条件の良い店のM&Aも盛ん
ネイル・まつエクサロンの集客力を高めるためには、立地条件の良さが重要なポイントになります。
そのため、駅近や人気の大型ショッピングモール内などといった好立地な店舗をもつネイル・まつエクサロンを求めて、M&Aが実行される事例が数多くあります。
3.優秀な人材・顧客を求めたM&Aも増えている
ネイル・まつエクサロン業界各社は深刻な人手不足に悩まされているため、可能な限り安いコストで素早く、即戦力になる人材を求めているネイル・まつエクサロンが多くあります。
M&Aによって事業譲受すれば、既に活躍している人材を獲得できるため、そのような課題を抱えるネイル・まつエクサロンにとって重要な成長戦略であるといえるでしょう。
4.新規参入も増えている
ネイル・まつエクサロンは比較的起業がしやすく、小規模・個人経営の店舗が多いということを前章で説明しましたが、それは他業種からの新規参入がしやすいということにもなります。
参入障壁が低く、かつ市場拡大が見込まれているネイル・まつエクサロン業界は、現在M&Aによる新規参入が相次いでいます。
今後も市場拡大は続いていくと考えられており、ネイル・まつエクサロン業界へのM&Aによる新規参入はますます増加していくとみられています。
ネイル・まつエクサロンのM&A・売却相場

M&Aの価格は最終的には譲渡側・譲受側が交渉したうえで決定されるため、一概に相場はこの程度であるということはできません。
立地条件や店舗規模によってもM&Aの金額は違ってきますが、実際の事例をみると1店舗あたり300万円~1000万円程度で成立しているケースが多いようです。
以下は、実際に行われたネイル・まつエクサロンのM&A事例およびweb上で確認できるM&A希望案件です。自社の規模や売り上げが近い案件があれば、おおよその相場を確認しておくとよいでしょう。
業態 | 立地 | 店数 | 年商 | 売却or売却希望価額 | 成約済または希望中 |
ネイル | 東京 | 2 | 5200万円 | 1000万円 | 成約済 |
ネイル | 東京 | 1 | 300万円 | 100万円 | 成約済 |
ネイル | 東京 | 6 | 2億円 | 5000万 | 成約済 |
ネイル・まつエク | 東京 | 1 | 1000〜2500万円 | 500~750万円 | 希望中 |
ネイル・まつエク | 大阪 | 1 | 500~1000万円 | 500万円 | 希望中 |
ネイル・まつエク | 福岡 | 1 | 2500~5000万円 | 2000万円 | 希望中 |
ネイル・まつエクサロンM&Aの相談先

ネイル・まつエクサロンのM&Aを成功させるためには、さまざまな側面の知識が必要になります。よりよい条件でネイル・まつエクサロンのM&Aを成立させるためには、M&Aの専門家に相談することがおすすめです。この章では、ネイル・まつエクサロンのM&Aにおすすめの相談先を紹介します。
【ネイル・まつエクサロンM&Aの相談先】
- M&A仲介会社
- マッチングアプリ
- その他
M&A仲介会社
まずは、おすすめのM&A仲介会社を5社を紹介します。M&A仲介会社は、会計士や弁護士などの士業在籍しているため、相談から相手先探し、交渉・手続きまで一貫支援を受けられる点が魅力です。
1.株式会社M&A総合研究所
M&A総合研究所は、中堅中小企業のM&Aに強みを持つM&A仲介会社です。M&Aアドバイザー・弁護士・会計士のフルサポート体制による高水準のサービスを提供しており、平均成約期間3ヶ月というスピード対応を実現しています。
また、M&Aの成約まで一切手数料のかからない完全成功報酬制を採っている点も特徴です。案件規模や地域に関わらず、数多くの案件を受け付けています。
エリア | 全国 |
業種 | 全業種 |
報酬体系 | 完全成功報酬 |
電話番号 | 0120-401-970 |
サイトURL | https://masouken.com |
2.株式会社BGパートナーズ
BGパートナーズは、美容サロン(ヘア・エステ・ネイル・まつエクサロンなど)専門のM&A仲介プラットフォーム「サロンM&Aネット」を展開する会社です。
美容業界に限定してサービスを展開していること、M&Aの売り手側の手数料が完全無料であること、などがサロンM&Aネットの特徴です。
エリア | 全国 |
業種 | 美容サロン |
報酬体系 | 買い手:成功報酬、売り手:完全無料 |
電話番号 | 03-5758-1175 |
ホームページ | https://salonma.jp |
3.ライトインターナショナルLLC
ライトインターナショナルLCCは、国内・海外の小規模ビジネスに関するM&Aマッチングサービスとエージェントサービスを提供しているプラットフォーム「スモールビジネスM&Aマッチングサービス」を運営している会社です。
小規模案件や海外案件に強みがあり、幅広い業界のM&Aを扱っています。ネイル・まつエクサロンについても、国内のみならず、多数のクロスボーダーM&Aの実績があります。
エリア | 全国、海外 |
業種 | 全業種 |
報酬体系 | 完全成功報酬(レーマン方式ではない) |
電話番号 | – |
ホームページ | https://international.jp |
4.株式会社ヒルストン
小規模・中小企業向けのM&A支援サービスを展開する税務コンサルティング会社です。年商1億円以下の中小企業のみ対応していること、完全成功報酬制を採っていることが特徴です。
エリア | 全国 |
業種 | 全業種(中小企業のみ) |
報酬体系 | 完全成功報酬 |
電話番号 | 0120-615-755 |
ホームページ | http://www.hill-stone.biz |
5.インテグループ株式会社
インテグループは、中堅・中小企業向けにM&A仲介およびMBO支援を行う企業です。数多くの金融機関・会計事務所などと業務提携をしているので、最適なM&A先をマッチングさせる情報力に強みがあります。
エリア | 全国 |
業種 | 全業種 |
報酬体系 | 完全成功報酬 |
電話番号 | 03-6206-6980 |
ホームページ | https://www.integroup.jp |
マッチングサイト
M&Aマッチングサイトを利用して、相手先を探す方法もあります。ほとんどのマッチングサイトは会員登録を行えば誰でも利用することができます。最近ではマッチングサイトの数も増え、質も向上しています。
時間や場所を気にせず手軽に利用でき、手数料が低い水準で設定されていることが多い点などがメリットですが、基本的には相手先と直接交渉を進めることがあるため、トラブルになったり交渉がうまく進まないケースも考えられます。
マッチングサイトによっては、運営する仲介会社にサポートを依頼することもできるので、不安な場合は利用したほうが安心してM&Aを進めることができるでしょう。
その他
上記以外のM&Aの相談先としては、銀行・証券会社・税理士事務所・会計事務所・大手コンサルティンググループなどが考えられます。
これらの会社は比較的規模の大きいM&A案件を得意としているため、ネイル・まつエクサロン業界のような小規模案件には向いていないことも多いです。
まとめ

ネイル・まつエクサロン業界は急速な市場拡大が続いており、業界全体としては比較的明るい材料がありながらも、需要過多の状態による人手不足や参入障壁が低いための競争激化といった側面もみられます。
それに伴い、大手チェーンなどが市場シェア拡大や人手不足解消といった目的でM&Aを盛んに行っています。この動向は今後も続いていくと見込まれているため、将来に備えM&Aへの準備や対策に取り組でおくことも必要といえるでしょう。
【ネイル・まつエクサロン業界の現状】
- 市場拡大が続いている
- 小規模・個人経営の店舗が多い
- 深刻な人手不足を抱えている
- 競争の激化が続いていく
【ネイル・まつエクサロンのM&A動向】
- 大手・中堅チェーン店によるM&Aの増加
- 立地条件の良い店のM&Aも盛ん
- 優秀な人材・顧客を求めたM&Aも増えている
- 新規参入も増えている