システム開発・WEB制作会社のM&A動向!売却・買収の相場やおすすめ仲介会社は?【事例あり】

システム開発・WEB制作は、ベンチャー企業の多さや人材不足などから、M&Aによる買収・売却が活発に行われている業界です。

本記事では、システム開発・WEB制作業界のM&A動向、売却・買収の相場やおすすめのM&A仲介会社などを解説します。

目次

システム開発・WEB制作会社とは

システム開発とは、IT技術を利用してさまざまな業務の効率化を図ることをいい、WEB制作とは、WEBサイトの作成や保守、コンテンツの追加などを行うことです。これらの業務を行う会社を、システム開発・WEB制作会社といいます。

システム開発・WEB制作会社の業界構造

システム開発・WEB制作業界の業界構造は、発注先の下に多数の下請け会社が存在し、実際のシステム開発・WEB制作は下請け会社が行っています。

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システム開発・WEB制作会社を取り巻く現状

システム開発・WEB制作会社を取り巻く現状は、以下のようになっています。

【システム開発・WEB制作会社を取り巻く現状】

  1. 能力が個人の収入・会社の売り上げに直結する
  2. 中小零細企業が下請けを行い業界を支えている
  3. 発展や変化が目まぐるしい業界
  4. 案件のボリュームにより関わる期間が変わる業界
  5. IT・IoTやビッグデータなど今後需要が高まる業界

①能力が個人の収入・会社の売り上げに直結する

システム開発・WEB制作は、個人の能力によって売り上げが大きく変わってくるという特徴があります。

基本的なプログラミングができるだけの人と、高度なプログラミングやWEBディレクター業務ができる人とでは、収入も大きく変わってきます。

②中小零細企業が下請けを行い業界を支えている

システム開発・WEB制作業界は、下請けがそのまた下請けに業務を発注するというような多重下請け構造になっており、この下請け業者がシステム開発・WEB制作業界を支えています。

下請けのほとんどは中小零細企業で、エンジニアを派遣するSESという形態も活発になっています。

③発展や変化が目まぐるしい業界

IT業界は変化の激しい業界であり、システム開発・WEB制作もそれに合わせた柔軟性が要求されます。

特に、近年はIoTの時代に差し掛かっており、システム開発・WEB制作業界でも、この新しい動向に対応したサービスの提供が求められます。

④案件のボリュームにより関わる期間が変わる業界

システム開発・WEB制作は、案件のボリュームにより関わる期間が大きく変わってきます。そのほか、システムやWEBサイトの仕様やそれを実現するための難易度なども、期間に関わる要因となります。

⑤IT・IoTやビッグデータなど今後需要が高まる業界

システム開発・WEB制作業界で今後重要になるのは「IoT」と「ビッグデータ」です。IoTとは「Internet of Things(モノのインターネット)」という意味で、家電や自動車などさまざまなモノがネットでつながることを指します。

ビッグデータとは、今までの技術では解析が難しかった巨大で複雑なデータを、解析してさまざまな業務に利用していくことです。

システム開発・WEB制作会社のM&A動向

システム開発・WEB制作会社のM&A動向には、以下のような特徴がみられます。

【システム開発・WEB制作会社のM&A動向】

  1. 技術者不足によるM&Aが増加傾向
  2. 海外企業への買収・M&Aも増加傾向
  3. 下請構造からの脱局を目指した内製化目的のM&Aが増加
  4. リーマンショック前後で状況が一変したが徐々に増えてきている
  5. 最新技術を持った企業へのM&Aが増える

①技術者不足によるM&Aが増加傾向

システム開発・WEB制作を含むIT業界は、優秀な技術者の不足が問題となっている業界でもあります。

この技術者不足の解消手段として、M&Aを利用するシステム開発・WEB制作会社が増加傾向にあります

②海外企業への買収・M&Aも増加傾向

システム開発・WEB制作業界では、海外企業への買収・売却・M&Aも増加傾向にあります。システム開発・WEB制作会社が海外企業へ買収・売却・M&Aを行う理由としては、海外事業への進出に加え、海外の技術者の獲得による人材不足の解消があります。

③下請構造からの脱局を目指した内製化目的のM&Aが増加

システム開発・WEB制作を含むIT業界では、下請けに外注するシステムがまだまだ主流となっています。

しかし一方で、外注していた会社をM&Aで買収して子会社化し、システム開発・WEB制作業務を内製化する企業も増えてきています

④リーマンショック前後で状況が一変したが徐々に増えてきている

他業種と同様、システム開発・WEB制作を含むIT業界も、リーマンショックで大きな痛手を受けました。

しかし「国内IT投資動向調査2018」によると、システム開発・WEB制作を含むIT業界の予算を増加させる企業が増え、リーマンショック前の水準に戻っています。それに伴い、M&Aの実施件数も徐々に増えてきています。

⑤最新技術を持った企業へのM&Aが増える

システム開発・WEB開発などのIT関連業界は技術の進歩が速く、最新技術を持った会社をM&Aで買収する企業が増えています。

特にこれからは5G関連の技術が重要であり、技術獲得のためのM&Aはさらに活発になると予想されます。

システム開発・WEB制作会社のM&Aにおすすめの仲介会社

この章では、システム開発・WEB制作会社のM&Aにおすすめの仲介会社を5社紹介します。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aにおすすめの仲介会社】

  1. M&A総合研究所
  2. M&A総合アドバイザーズ
  3. ビザイン
  4. 株式会社プロフェッショナル・パートナーズ
  5. たすきコンサルティング

①M&A総合研究所

M&A総合研究所は、中堅・中小企業のM&Aを手がける仲介会社です。WEB制作会社のM&A実績がある公認会計士・弁護士・アドバイザーが専任でサポートにあたります

【システム開発・WEB制作に関連する募集案件】

  • 【高収益・無借金】採用力に強み SES及び受託システム開発会社
  • 【実質無借金】SAPエンジニア中心 SES事業会社
  • 国内No.1の導入実績有 グローバルERP導入コンサルティング会社
  • 【高収益】アフィリエイトメディア
  • 医療系パッケージソフトの開発・販売・保守事業
方針 中堅・中小企業のM&A
手数料・報酬 完全成功報酬制
お問い合わせ先 0120-401-970
サイトURL https://masouken.com/lp/webproduction

web制作会社のM&A・事業承継ならM&A総合研究所

電話で無料相談
0120-401-970
WEBで無料相談
M&Aのプロに相談する

②M&A総合アドバイザーズ

M&A総合アドバイザーズは、M&A総合法律事務所やM&A総合会計事務所といった専門家と協働し、システム開発やWEB制作のM&Aをトータルにサポートする仲介会社です。

方針 専門家集団によるトータルサポート
手数料・報酬 完全成功報酬制
お問い合わせ先 03-6435-8418
サイトURL https://www.mandasogo.com/

③ビザイン

株式会社ビザインは、中小企業やスモールM&Aの支援を主に手がけているM&A仲介会社です。システム開発・WEB制作は中小企業も多いので、相談しやすいM&A仲介会社の一つだといえます。

方針 スモールM&A支援
手数料・報酬 着手金(原則30万円)・成功報酬(最低150万円)
お問い合わせ先 サイトのお問い合わせフォームから
サイトURL https://www.bizign.jp/

④株式会社プロフェッショナル・パートナーズ

株式会社プロフェッショナル・パートナーズは、事業承継による後継者問題の解決成長戦略、そして事業の選択と集中のためのM&AをサポートするM&A仲介会社です。

方針 M&Aを活用し、人と企業の明日を創造
手数料・報酬 要問合せ
お問い合わせ先 03-6257-1950
サイトURL https://www.proptns.com/

⑤たすきコンサルティング

たすきコンサルティングは、M&A仲介のほかに、M&Aアドバイザリー事業承継・財務コンサルティングPMIアドバイザリーを手がけるM&A仲介・コンサルティング会社です。

方針 誠実なサービス
手数料・報酬 中間報酬300万円(成功報酬から控除)・成功報酬
お問い合わせ先 0120-007-888
サイトURL https://www.tasuki.pro/

システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる仲介会社選びのポイント

システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる仲介会社選びのポイントとしては、以下のような点が挙げられます。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる仲介会社選びのポイント】

  1. その分野の専門的知識・M&A実績を持っている
  2. 自社と同規模の案件実績がある
  3. M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
  4. 手数料・相談料・報酬体系が分かりやすい
  5. 担当スタッフの対応・相性

①その分野の専門的知識・M&A実績を持っている

システム開発・WEB制作は専門性の高い業種で、SESや多重下請けによる特殊な業界構造もあります。

M&A仲介会社を選ぶ時は、システム開発・WEB制作業界の事情に精通し、M&A実績もあるM&A仲介会社を選ぶことが重要です。

②自社と同規模の案件実績がある

M&Aは業種による違いも大きいですが、中小企業か大企業かという、会社の規模によっても違ってきます。

M&A仲介会社には、大企業を得意にしているところと中小企業を得意にしているところがあるので、自社と同規模の案件実績があるM&A仲介会社を選ぶことが重要です。

③M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている

M&Aに必要な知識は、株式譲渡や事業譲渡といったM&Aスキームの知識に加え、財務や税務、法律の知識、そして買収・売却する会社の業界情報など、幅広い知識と経験を必要とします。

M&A仲介会社を選ぶ時は、スタッフがM&Aに関する幅広い知識・経験を持っているか、無料相談などでじっくりと話し合って見極めるようにしましょう

④手数料・相談料・報酬体系が分かりやすい

M&A仲介会社の手数料は、着手金・中間報酬・成功報酬などいろいろな種類があり、さらに成功報酬はレーマン方式という特殊なシステムになっています。

料金に関してトラブルにならないためにも、M&A仲介会社を選ぶ時は、手数料・相談料・報酬体系が分かりやすいところを選ぶようにしましょう

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⑤担当スタッフの対応・相性

担当スタッフにM&Aの知識や経験を求めるのは当然ですが、それ以外に対応の良さや人間的な相性なども重要になってきます。経営者にとって愛着のある会社を良い条件で売却するためにも、担当スタッフの対応や相性も重視するようにしましょう。

システム開発・WEB制作会社のM&Aのメリット

この章では、システム開発・WEB制作会社のM&Aのメリットについて、売却側・買収側双方の立場から解説します。

売却側のメリット

この節では、システム開発・WEB制作会社のM&Aの売却側のメリットについてみていきます。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aの売却側のメリット】

  1. 技術者・従業員の雇用先確保
  2. 後継者問題の解決
  3. 売却・譲渡益の獲得
  4. 大手グループに属して下請けからの脱出
  5. 個人保証・債務・担保などの解消

①技術者・従業員の雇用先確保

システム開発・WEB制作会社が倒産したり廃業してしまうと、そこで働いている技術者・従業員は職を失うことになります。

M&Aでシステム開発・WEB制作会社を売却すれば、倒産・廃業を避けるとともに、技術者・従業員の雇用を確保することができます。

②後継者問題の解決

システム開発・WEB制作会社は、ベンチャー企業や若い経営者による企業が多い業種ですが、一方で後継者問題に悩んでいる企業も多いと考えられます。

身近に適切な後継者がいない場合でも、M&Aで売却すれば、システム開発・WEB制作会社を新しい後継者に任せて存続させることができます

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③売却・譲渡益の獲得

売却・譲渡益を得る目的で、システム開発・WEB制作会社をM&Aで売却するという選択肢もあります。

特にベンチャー企業としてシステム開発・WEB制作会社を設立した場合、M&Aで売却することによってイグジットを果たすことができます

④大手グループに属して下請けからの脱出

システム開発・WEB制作業界では、多重下請け構造が問題になっていますが、自社をM&Aで大手に売却して傘下に入れば、大手の案件を直接受注でき下請けから脱出することができます

⑤個人保証・債務・担保などの解消

個人保証・債務・担保を解消する目的で、システム開発・WEB制作会社をM&Aで売却するという手段もあります。

M&Aでシステム開発・WEB制作会社を売却することで、個人保証・債務・担保を買い手側に引き継いでもらうことができます

買収側のメリット

続いては、システム開発・WEB制作会社のM&Aの買収側のメリットについてみていきます。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aの買収側のメリット】

  1. 技術者・従業員の確保で人手不足の解消
  2. 新技術の獲得
  3. 外注化をなくしコスト削減
  4. ワンストップサービスを提供できる
  5. 新たなる客層を掴み販路拡大

①技術者・従業員の確保で人手不足の解消

システム開発・WEB制作会社をM&Aで買収すれば、そこで働いている技術者・従業員を獲得することができます。

システム開発・WEB制作業界は特に人材不足が深刻なので、M&Aによる買収で技術者・従業員を確保するのも有力です。

②新技術の獲得

システム開発・WEB制作業界では、常に新しい技術が誕生し、業界のトレンドが目まぐるしく変化します。

新技術を持つシステム開発・WEB制作のベンチャー企業をM&Aで買収することで、その会社が持つ新技術を獲得することができます。

③外注化をなくしコスト削減

システム開発・WEB制作業界では下請け会社に外注するのが一般的ですが、外注は自社内で行うよりコストがかかる面もあります。

普段外注している下請け会社をM&Aで買収すれば、システム開発・WEB制作業務を内製化してコスト削減ができます

④ワンストップサービスを提供できる

複数の場所に分散しているサービスを、一か所にまとめて効率化する「ワンストップサービス」は、システム開発・WEB制作業界において重要な分野です。

M&Aでワンストップサービスに必要な企業を買収して、こういったサービスを提供するというのも有力な経営戦略です。

⑤新たなる客層を掴み販路拡大

システム開発・WEB制作のM&Aは、同じ業種同士だけで行うとは限りません。別業種の会社がシステム開発・WEB制作会社を買収することで、新たなる客層を掴み販路拡大するという手段もあります。

システム開発・WEB制作会社のM&A・売却・買収相場

システム開発・WEB制作会社のM&A・売却・買収相場は、事例によって大きく変わってくるので一概には言えない部分があります。

特にシステム開発・WEB制作といったIT業界は、新技術や新しいサービスによって売却価格が大きく跳ね上がることもあるため、理論的な企業価値評価のとおりにいかないことが多い業種だといえるでしょう。

【関連】会社売却の利益(売却益)の相場は?税金や計算方法を解説

システム開発・WEB制作会社関連のM&A・売却・買収・譲渡事例

この章では、システム開発・WEB制作会社関連のM&A・売却・買収・譲渡事例を紹介します。

【システム開発・WEB制作会社関連のM&A・売却・買収・譲渡事例】

  1. TDCソフトによる八木ビジネスコンサルタントの買収
  2. ジェネレーションパスによるカンナートの買収
  3. 日本電通による四国システム開発の買収
  4. ハードオフコーポレーションによるインフォノースの買収
  5. ヒューマンホールディングスによるダイレクトワンの買収
  6. クレスコによるネクサスの買収
  7. アイフリークモバイルによるリアルタイムメディアとリアリゼーションの買収
  8. 宝印刷によるイーツーの買収
  9. SAMURAI&J PARTNERSによるヴィオの買収
  10. アイスタディによる東京テックの買収

①TDCソフトによる八木ビジネスコンサルタントの買収

2020年に、TDCソフト株式会社が株式会社八木ビジネスコンサルタントの買収を決定しました。売却価額は非公表です。

八木ビジネスコンサルタントはSAPシステム開発会社であり、顧客ニーズ拡大と次世代サービスの提供がM&Aの目的となっています。

②ジェネレーションパスによるカンナートの買収

2018年に、ジェネレーションパスが株式会社カンナートの全株式を取得して買収しました。売却価額は非公表です。

カンナートはWEB制作からマーケティングまで行う会社であり、EC分野でのマーケティング強化などが買収の目的となっています。

③日本電通による四国システム開発の買収

2014年に、日本電通株式会社が四国システム開発株式会社を買収しました。株式の62.9%を取得することによる子会社化で、売却価額は非公表となっています。

四国システム開発のノウハウを生かした事業拡大が、当M&Aの目的となっています。

④ハードオフコーポレーションによるインフォノースの買収

2020年に、株式会社ハードオフコーポレーションがインフォノース株式会社の買収を決議しました。売却価額は非公表となっています。

インフォノースはハードオフコーポレーションのPOSシステム開発などを行っている会社で、システム開発の内製化による効率化などがM&Aの目的となっています。

⑤ヒューマンホールディングスによるダイレクトワンの買収

2016年に、ヒューマンホールディングス株式会社がダイレクトワン株式会社の全株式を取得して買収しました。売却価額は非公表となっています。

ダイレクトワンは人材・教育関連のWEB制作などを行う会社で、ダイレクトワンの強みを生かした新規事業の開拓がM&Aの目的となっています。

⑥クレスコによるネクサスの買収

2018年に、クレスコが株式会社ネクサスの全株式を取得して買収しました。売却価額は非公表となっています。

ネクサスはシステム開発およびその関連事業を手がける会社で、システム開発事業の拡大がM&Aの目的となっています。

⑦アイフリークモバイルによるリアルタイムメディアとリアリゼーションの買収

2019年に、株式会社アイフリークモバイルが、リアルタイムメディア株式会社とリアリゼーション株式会社を買収しました。

リアルタイムメディアとリアリゼーションは、SESやIT人材育成などを手がけている会社で、強固な事業体制の確立がM&Aの目的となっています。

⑧宝印刷によるイーツーの買収

2017年に、宝印刷株式会社が株式会社イーツーを子会社化して買収しました。売却価額は非公表となっています。

イーツーはWEB制作会社であり、WEBサイト構築ビジネスの拡大がM&Aの目的となっています。

⑨SAMURAI&J PARTNERSによるヴィオの買収

2017年に、SAMURAI&J PARTNERSが株式会社ヴィオの全株式を取得して買収しました。売却価額は1億3,000万円となっています。

ヴィオはアプリケーション開発などを手がける会社で、両社の強みを生かしたIT事業の拡大などがM&Aの目的となっています。

⑩アイスタディによる東京テックの買収

2019年に、アイスタディ株式会社が株式会社東京テックを買収して子会社化しました。売却価額は6,300万円となっています。

東京テックはシステム開発やWEB制作、IT人材派遣などを手がける会社で、システム開発事業の拡大がM&Aの目的となっています。

システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させるポイント

この章では、システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させるポイントについて解説します。

売却側のポイント

まずは、システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる、売却側のポイントについて解説します。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる売却側のポイント】

  1. 優秀な技術者が属している
  2. 開発・設計・管理・コスト計算が行える人材がいる
  3. 一括制作が可能である
  4. 特化したジャンルに強く独自性もある
  5. メーカーに近い元請けである

①優秀な技術者が属している

システム開発・WEB制作業界は人材不足が深刻で、技術者の確保を目的にM&Aで買収を行う企業も多くみられます。

逆に売却側からすると、優秀な技術者がいることは大きなアピールポイントになるともいえます。

②開発・設計・管理・コスト計算が行える人材がいる

システム開発・WEB制作では、プログラミングを行う技術者に加えて、開発・設計・管理・コスト計算を行える人材がいることも重要です。こういった人材を擁する会社なら、買い手に興味を持ってもらいやすくなります。

③一括制作が可能である

下請けに外注せず、一括制作が可能であるシステム開発・WEB制作会社は、買収側からみて非常に魅力的です。

④特化したジャンルに強く独自性もある

特化したジャンルに強く独自性があるシステム開発・WEB制作会社は、ニーズがぴったり合う買収先がみつかれば、相場以上の価格で売却できる可能性があります

⑤メーカーに近い元請けである

システム開発・WEB制作業界は多重下請け構造になっており、中には4次や5次の下請けもあるといわれています。

M&Aでシステム開発・WEB制作会社を買収する側から見れば、できるだけメーカーに近い元請けのほうが、利益も出やすく魅力的に映ります

買収側のポイント

システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる、買収側のポイントは以下のとおりです。

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる買収側のポイント】

  1. デューデリジェンスの徹底
  2. 統合プロセスの実施
  3. M&Aの専門家に相談すること

①デューデリジェンスの徹底

今まで面識の無かったシステム開発・WEB制作会社の買収を成功させるためには、相手の会社についてよく調べておくことが重要になります

デューデリジェンスは費用や時間がかかりますが、惜しまずに徹底して行うことが成功のポイントです

【関連】デューデリジェンスとは?注意点と相談すべき専門家を解説!

②統合プロセスの実施

統合プロセスとは、M&Aが成約した後に、業務がうまく遂行できるように業務システムや雇用条件などを調整する作業です。

M&Aで買収したシステム開発・WEB制作会社がうまく機能するためには、この統合プロセスを実施することが欠かせません。

【関連】PMIとは?初めてのM&Aでもシナジー効果を最大化させる方法を解説

③M&Aの専門家に相談すること

M&Aで会社を買収するには、多くの手続きと書類作成、買収先との交渉などを行わなければなりません。

経営者が本業のかたわらでこの作業をこなすためには、M&A仲介会社などの専門家のサポートを得ることが不可欠です。

まとめ

システム開発・WEB制作のM&Aは、売り手としては独自の技術などを売りにして相場以上で売却できる可能性があり、買い手としては人材不足解消など多くのメリットがあります。

システム開発・WEB制作会社の経営者にとって、M&Aによる買収・売却について理解しておくことは今後ますます重要になるでしょう。

【システム開発・WEB制作会社を取り巻く現状】

  1. 能力が個人の収入・会社の売り上げに直結する
  2. 中小零細企業が下請けを行い業界を支えている
  3. 発展や変化が目まぐるしい業界
  4. 案件のボリュームにより関わる期間が変わる業界
  5. IT・IoTやビッグデータなど今後需要が高まる業界

【システム開発・WEB制作会社のM&A動向】

  1. 技術者不足によるM&Aが増加傾向
  2. 海外企業への買収・M&Aも増加傾向
  3. 下請構造からの脱局を目指した内製化目的のM&Aが増加
  4. リーマンショック前後で状況が一変したが徐々に増えてきている
  5. 最新技術を持った企業へのM&Aが増える

【システム開発・WEB制作会社のM&Aにおすすめの仲介会社】

  1. M&A総合研究所
  2. M&A総合アドバイザーズ
  3. ビザイン
  4. 株式会社プロフェッショナル・パートナーズ
  5. たすきコンサルティング

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる仲介会社選びのポイント】

  1. その分野の専門的知識・M&A実績を持っている
  2. 自社と同規模の案件実績がある
  3. M&Aに関する幅広い知識・経験を持っている
  4. 手数料・相談料・報酬体系が分かりやすい
  5. 担当スタッフの対応・相性

【システム開発・WEB制作会社のM&Aの売却側のメリット】

  1. 技術者・従業員の雇用先確保
  2. 後継者問題の解決
  3. 売却・譲渡益の獲得
  4. 大手グループに属して下請けからの脱出
  5. 個人保証・債務・担保などの解消

【システム開発・WEB制作会社のM&Aの買収側のメリット】

  1. 技術者・従業員の確保で人手不足の解消
  2. 新技術の獲得
  3. 外注化をなくしコスト削減
  4. ワンストップサービスを提供できる
  5. 新たなる客層を掴み販路拡大

【システム開発・WEB制作会社関連のM&A・売却・買収・譲渡事例】

  1. TDCソフトによる八木ビジネスコンサルタントの買収
  2. ジェネレーションパスによるカンナートの買収
  3. 日本電通による四国システム開発の買収
  4. ハードオフコーポレーションによるインフォノースの買収
  5. ヒューマンホールディングスによるダイレクトワンの買収
  6. クレスコによるネクサスの買収
  7. アイフリークモバイルによるリアルタイムメディアとリアリゼーションの買収
  8. 宝印刷によるイーツーの買収
  9. SAMURAI&J PARTNERSによるヴィオの買収
  10. アイスタディによる東京テックの買収

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる売却側のポイント】

  1. 優秀な技術者が属している
  2. 開発・設計・管理・コスト計算が行える人材がいる
  3. 一括制作が可能である
  4. 特化したジャンルに強く独自性もある
  5. メーカーに近い元請けである

【システム開発・WEB制作会社のM&Aを成功させる買収側のポイント】

  1. デューデリジェンスの徹底
  2. 統合プロセスの実施
  3. M&Aの専門家に相談すること